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聖夜side
聖夜「にいちゃん、
侵入者はどこの所属だった？」
優鶴「人滅主義者だった」
にいちゃんはどこかぼうっとしている
原因は返り血なのだろうけど
敬人「優鶴、さっさと血を落としたらどうだ
頭がぼうっとしているのは
鬼として血に反応しているからだろう」
優鶴「どうせ、無駄だぞ
ほら、連中のお出ましだ」
血に濡れた
白髪に黒と水色のメッシュの入った髪が揺れる
目は緑色から赤に変わり
外で戦う二人の方を睨んでいた
響音「優鶴兄さん、どうする？」
優鶴「殲滅だ、こんな状況なんだ
一匹殺そうが百匹殺そうが同じだろう」
聖夜「よぉっし！
人間の数え方は匹じゃないけど、
とりあえず全員塵芥にすればいいんだな！
わかった！」
窓枠に手をかけ
窓から身を乗り出すと鬼龍先輩に制服を引かれる
紅郎「窓から飛び降りるな」
聖夜「えぇ、やーだー！
窓から飛び降りた方が早いー！」
優鶴「今日だけだぞ」
聖夜「さすがにいちゃん、話がわかるねぇ」
窓枠に再度足をかけ
降下する
風を感じるのは楽しいものだ
木の枝を掴み
入ってきていた人を蹴り倒す
突然現れた俺に校内に入ってきた敵が視線を向ける
聖夜「うんうん！
その殺意の目、さいっこう！
全員切り捨てて、
血の海に沈めてやる」
片手で扱える重さの木剣を引き抜くと
左手を前に突き出し
氷で剣を生成する
聖夜「ほら、かかってこいよ」
「まさか、夏橋の双剣使いか・・？」
聖夜「怖がってる色だなぁ、
っても、なぁ？
お前らが悪いのなー？
ここに、手ェ出すからだよ？」
素早く木剣と氷剣を振りかざし
両腕を切り落とす
聖夜「次は誰？
任務だし、逃すわけも無いけど」
優鶴「そう言ってきた奴はいたか？」
聖夜「いなかったね！
よぉっし！
とりあえず全員切り捨てる！」
ー響音sideー
紅郎「佐倉はいかねぇのか？」
響音「俺なんかはいかなくていいよ
あの四人で片がつく
ーーーだけど、まぁ見ない方がいいよ
決して綺麗なものでも無いし
人間命の軽さを知るだけだから
あと
ほかの教室はちゃんとカーテン閉めてるよ」
奏汰「それは『くびわ』の『いみ』をしりたいからですよ〜」
響音「ーーー物好きだなぁ、
嘘の音じゃ無い分、タチが悪いけど
一年とか、あんずには刺激が強いと思う
ーーー餓鬼が見ていいもんじゃ無い」
零「餓鬼扱いとは、ひどいのぅ」
響音「一つ聞くけど
首輪の話、聞いてなかったのか？
【五奇人】は」
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作者名：クラウン | 作成日時：2019年7月25日 0時
