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ページ6

優鶴side

響音「優鶴兄さん、足音だ

靴のサイズは28センチ、
体重は56キロ

男の人、殺気の音だ

どっかと通話してる」

優鶴「会話の内容は?」

響音「入って仕舞えばこっちのもの、とか言ってる

どうする?

ここから殺る?」

優鶴「俺がやってくる、

聖夜!

英知が体調崩したら頼むからな!」

ーーー

優鶴「よぉ、おっさん。

校舎内は関係者以外立ち入り禁止だぞ?」

「あ、ああ。

迷ってしまって、ここは?」

優鶴「おっさん、嘘は良くないな

迷ったんじゃねぇだろ?」

「何を根拠にーー」

優鶴「まず、足音だ

足音に紛れて、金属音がある
非合法の小型拳銃でも隠し持ってんだろう

次にベルト

あんたの服装はスーツだし、
おかしくはないんだが

ベルトが異様に伸びている

あんたは鍛えているようだし

そんな伸び方しない、

それに何よりーーー

俺の義弟があんたの話し声を聞いたからだ

俺の義弟はちょっと耳が良すぎてな

機械の電波特有の音も、普通の人間が聞こえるはずのない音も
今こうして話してる声も聞こえてるはずだが

そんなことはどうでもいい。


目当てはなんだ?」

「くそっ!」

男はすかさず足に隠していた小型拳銃を取り出して
発砲、

ナイフをベルトから引き抜くと
斬りかかってくる

対して俺は一本の木剣

上等だ

優鶴「なあ、おっさん。

木刀や木剣でもある程度の速度があれば

普通に人間殺せんだわ、

まぁ、
これは速度なくても普通に切れんだけど」

小型拳銃と
ナイフを持つ左手を根本から切り落とすと

返り血を頭からかぶる

「あ、ああ!」

優鶴「お前はどこの所属だ?

人滅主義者?純人至上主義?

それとも、歴史修正主義者?」

「人滅主義者だ!たす、助けーー」

優鶴「あっそう、じゃあな」

男の心臓に向けて木剣を突き立てた

あっと言う間に呼吸が止まり
そのまま力が抜けていくのを確認すると

木剣を引き抜き

教室に戻っていく

この木剣は、
かつてあった世界樹と呼ばれる大木の枝からできたものだと言う

世界樹がどんな木か知らないが
一本の世界樹につき

五つの階層があったらしい

その階層の枝によって
切れ味も色も全く違うようで

ただ、その世界樹が世界で7本もあったらしい

それぞれ違った特徴があり、

どれも良い剣ができるのだとか

「先輩?」

優鶴「ーーあぁ、すまない。

どうした?あんず」

あんず「血がすごい事に」

優鶴「全部返り血だ、心配いらない
くそっ、
頭がぼーっとする」

・→←夢ノ咲にて



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作者名:クラウン | 作成日時:2019年7月25日 0時

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