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水菜side
六木に頭を殴られてから
近くの茂みで何かが動いた
水菜「優鶴くん、今の」
優鶴「人だな、ちょっと行ってくるか」
アイリス「でも、どうするのです
彼らの行った事は
私有地への無断立ち入りと
器物破損
立派な犯罪行為でもあります」
水菜「それに関しては不問でいいよ
私有地の立ち入りに関しては今日は元々気にしてない
物損に関しては直せるからいい
ただし！
君たちにも統合騎士団化について賛同してほしい
それが条件
いいかな？」
ディラドラ「わかった、温情、感謝する」
水菜「いい返事が聞けて何より
アイリス、縄解いてあげて」
アイリス「貴方が言うなら仕方ありませんね
ですが、
今度このようなことが起きたら
水菜の温情など無視してでも私が貴方達を切ります
いいですね？」
「了解したわ」
エレン「国連に提出する書類は？
こっちで片付けようか？」
縄をほどきながら
問いかけてくるエレン
水菜「遠慮しとく
大変でしょ？仕事あるし」
エレン「仕事なんてあってないようなものさ
君だって忙しいだろう？」
水菜「いや、あんまり
アトラス院行ってた時は忙しかったけど
今はそんな忙しくない」
エレン「2日に一回レポート出してたからだよ
水菜、わかってる？」
アラン「流石研究室の引き篭り・・・」
アイリス「あの二つ名って
貴方のだったのですか水菜」
水菜「え、そうだったの？
まぁでも、国連に提出する書類は僕が片すよ
騎士団の団長とかは要相談だけどね」
アイリス「確実に貴方になりますけどね？」
加州「まず水菜より強いやついる？」
歌仙「いないと思うよ」
「おーい、捕まえてきたぞ」
茂みから現れたのは
男性を肩に担ぎ上げた優鶴くん
男は縄でぐるぐる巻きにされている
優鶴「うるせぇから簀巻にして気絶させた」
水菜「はい、元凶確保ー
優鶴くん、
顔だけ出してそこ転がしてくれる？」
優鶴「あぁ、こいつ見たことある顔なんだが
名前がさっぱり、
わからん」
水菜「うん、確かに見たことある顔だ
多少肌が変色したりはしてるけど
ーーーおっと、
警察署に送り返さないとダメな人じゃぁないか
水居姉達を暗殺するように命令を出した本人だ
この前豚箱に放り込んだ筈だけど
まぁ逃げてきたんだろう」
春月「おや、目が覚めたみたいだ」
「ここはーーー、
ひいっ！？」
水菜「人の顔を見るなり悲鳴なんて
酷いものだね
さて
貴方には聞きたいことがまた新しくできた
いいね？」
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作者名：クラウン | 作成日時：2019年7月25日 0時
