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優鶴side
視界に映った渉に抱きついた
優鶴「渉、ごめんちょっとこのままでいてくれ
すぐ、離すから」
日々樹「構いませんよ、
好きなだけ抱きついていてもらって」
真白「ダメですよ！？
変態仮面に抱きつくなんて
変態がうつります！」
聖夜「それ流石にうつんないからねー？
うさぎ先輩？
どったの？」
仁兎「優鶴ちん、
あの時の夢をみたんらろ？」
優鶴「大まかに、だけどな
お陰で思い出せた、と思う
所々抜け落ちてるが
でも、
trickstarには協力していただろうな
記憶があっても」
英知「協力していなかったら
trickstarの負けは確実だったからね
でも、
どういう風の吹きまわしだったのかな？
二人とも」
響音「“兄さんならそうしてた”
それだけ、
俺達は兄さんをそばで見てきたから
ある程度わかる
例えば
兄さんは今一番
卵かけご飯が食べたいとか」
優鶴「ドヤ顔で言うな！
あってるが！」
確かに小腹の空いた今
卵かけご飯が食べたい
日本人の考えた究極の時短メシだと思うのは俺だけか
優鶴「さて、
響音当主様達が潜入してどれくらい経つ？」
響音「もうちょっとで三時間
そろそろ休憩終わりで罠作った方がいいよ
さっき兄さんが寝てる間に
ほかの教室にいる奴らは寝かせてきたけどさ
此処はほら
英知先輩いるじゃん？」
優鶴「あー、察したわ
俺も一回やって殺しそうになったことあるから
その判断は正しい
でもそのせいで
ある程度英知はグロッキー耐性あるぞ」
佐賀美「お前も十分問題児だよな、鏡千」
優鶴「終わったら消すって、
さっき切り捨てた奴の死体ごと」
懐から
小型のナイフを取り出し
手首に添える
響音「衣更、凛月抑えてて
飲まれたら厄介
兄さん、できそう？
それ知ったの去年でしょ？」
優鶴「多分大丈夫、
零、弟蒸発させたくないならおさえとけ」
凛月「何その物騒な血」
ナイフを手首に押し付けて勢い良く引き
床に垂らす
血液を媒介とした召喚魔術だ
別に死体の血で代用してもよかったんだが
そこらへんの人間の血で代用するなんて
どんな量があっても足りないだろう
優鶴「あの時の約束守ってもらうぞ
ご先祖様
忘れたとは言わせない
英知との繋がりはまだある
この木剣も元はあんたのものだ
どういう訳で世界樹の階層数を半分にしたのかは知らないが
出番だぞ
世界樹の伐採者」
「12年前の延長戦か？童」
優鶴「あんたらの時代の残り香だよ
クソジジイ
それでも鏡千の初代か
鏡千 夜鶴都」
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作者名：クラウン | 作成日時：2019年7月25日 0時
