43話 ページ46
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時間は経ち、少し冷たい風がAの頬を優しく撫で、起こした。
A「ふぁ〜…朝か……」
起きると遠くから微かに何かを造っている音が聞こえてきた、おそらくトムが新しい船を造っているのだろうとAは心の中で呟いた。
着替えを済ませ、宿から出て街を見ようとAは歩き出した。
起きてしまった時間が時間なのか、街に人影は見当たらない。静かな空気がAを包み込む、まるで自分がこの世界に取り残された様に、酷く孤独を感じたAは指先に小さな明かりを灯し上へ上へと歩いていく。
A「……あの上に行ってみるか…」
自身の両腕に翼を、と思ったが運動がてらに行こうと思い、足に力を入れ地面を蹴り屋根から屋根に移りながら大きな噴水の1番上へと登っていく。
A「よっ……と……ついたな」ｶﾀﾝｯ
噴水の1番上につくとちょうど朝日が上がる頃になっていてとても美しい景色が広がっていた。
A「…綺麗だな……撮っとくか」ｶｼｬｯ
ウォーターセブンの街並みと美しい朝日が写った写真は、昔3人で撮った夕日の写真には劣らないほど良いものだった。
A「………さて、どうしようか…宿に帰ってまた寝るか、トムの所に行くか」
考えた結果、トムの様子を見に行くことにし、今度はしっかり翼を生やし滑空しながらトムの元に向かう。
A【うーーんっ！気持ちいな…】
やはり飛ぶのはいい、飛行系の能力者でよかった。
トム「……………ん？」
A【やぁ、トムおはよう】
トム「おぉ！A！おはよう、今船の構造をまとめてるとこだ！」
A「へー凄いな…」
感心しているとトムは「あったりめぇだろ！ドーンと造ってみせるぜ！」と元気に言った
トム「まぁ、おそらく今日の昼あたりにアレが届く他ずだ、届いたら速攻造る」
トムは生き生きとしながら構造をまとめている、ここは1人で集中させてあげた方が良さそうだと思い、挨拶をして宿に帰った。
宿に着くと既にレイリーやギャバンは起きていた。
レ「どこ行ってたんだA」
A「早めに目が覚めたもんでな、朝の散歩に行ってた、心配だったか？」ﾆﾔﾆﾔ
Aの問いかけにレイリーは顔を顰めて「心配するわけないだろ」と言った。
おいおい、ちょっとは心配してくれよ…
A「…あぁ、そういえば…朝散歩ついでにトムの所によったんだが今日から造り始めるってよ」
続く (更新停止中)
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サクラ(プロフ) - 凛さん» 私も、また呼んでいただいて本当に嬉しいです！皆様には大変かも迷惑をかけてしまいましたが、これからも更新等がんばります！ (2021年7月12日 13時) (
レス) id: 2224f94912 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 戻って来てもらえて嬉しいです！！！ (2021年7月12日 2時) (レス) id: f40761dde9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクラ | 作成日時：2021年7月6日 17時
