太陽も空も君のモノ 【緑】

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カランコロン、という音が響く。





小「いらっしゃいませ…って、あ」





「ふふ、こんにちは。おはようございます、かな？」







小「おはようございます。一名様ですか？」







小瀧さん…わかってるくせに律儀に聞いてくる。






「はい、」






小「それじゃこちらへどうぞ」






昨日と同じ席に案内される。






「うーん、今日はなににしよう、」





昨日の抹茶ラテも美味しかったけど、




今日はケーキが食べたくて来た。





「うーん…それじゃオペラで」




最近チョコのケーキ食べてへんかったし、大人の気分に浸ってみるのもええやろ。




小「あれ、今日はお飲み物いらないんですか？」






「今日はケーキ目当てです。それに結構金欠で…」




苦笑いしながら、人差し指と親指でまるをつくる。





小「ふはっ、そうなんですね、かしこまりました。淳太〜、」





店長さんの名前を呼びながら奥へと行った小瀧さん。






ここのお店は雰囲気もいいし、評判もいいらしい。





こんなにもイケメンな店員さんと店長さんがいて


この美味しさで…ってなったらそりゃそうか…。





少し離れた席で座っている男性が飲んでいるコーヒーのいい匂い。





落ち着きがあってゆったりできるカフェってすごい好きやな。






小「お待たせしました…」






遠くで聞こえる小瀧さんの声。




小瀧さん今日も忙しそう。




まだ9時やのに…大変やな。




ちょっとぼーっとしていると、





淳「お待たせいたしました、オペラと紅茶です。」





店長さんがオペラと…紅茶を持ってきてくれた。

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