物語の主人公になってみた ページ29
．
もし彼らで長編を書くならばこんな設定にしたい、の巻
※onlyプロローグ(+α)
※書く予定は今の所ない
＿＿＿＿
「きもちぃ？」
男の上で揺れる女。
「んっ、」
動くのは女。でも主導権を持つのは、下の男だった。
「佐久間Aちゃん、ほんとイケナイ子だねぇ」
ふはっ、と男は余裕そうに笑う。
そんなことなんて、女はどうでもよかった。
手玉に取られてると分かっていても、それでもよかった。
彼でしか得られない快楽。
それがほしくて、
どうしても忘れられなくて、
出された手を掴んでしまったのだから
「ねぇ、Aは誰の？」
「っ、」
“だいちゃん”
反射神経のように事実、正しいその言葉が頭をよぎる。
でも、それと同時に目の前の男はきっとそれを求めてないという事実も、頭を掠った。
「ほら、言わなきゃわかんないよ」
胸の飾りをわざと周りだけ触って、
焦らすその男の仕草が、結局女を懐柔する手段として講じられているのを分かってもなお、女は男を手放したくなかった。
「…たつや、くん、」
「んはっ、せーかい」
いい子には、ご褒美あげないとねぇ
目の前の男の声と、今朝の彼の声が頭を回る。
「A、今日出張だから、、寂しいと思うけど我慢してお留守番頼むね、、、お土産たっくさん買ってくるから！！」
子犬のような旦那。
寂しいのはきっと彼の方なのに、いつもするのは私の心配。
優しくて、面白くて、仕事ができて、私にはもったいないくらいの夫。
目の前の男とは、真反対。
「A、俺と結婚してくれ！！！」
あの頃は、あんなにも楽しくて幸せだったのに、
どこで間違えたんだろう＿＿＿＿＿
･
･
･
『ラブ･アフェア』
cast
深澤辰哉
佐久間A
佐久間大介
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 161人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：午前12:00 | 作成日時：2022年10月2日 23時
