･ ページ24
．
«りょうたパパ»
「かぁさん、てつだうよ」
「ほんと？ありがと」
息子が甘すぎる。
この息子、女に甘すぎる。
「おしごと、おつかれさま」
「とうさんとばんごはんつくったよ」
“女の子には優しくしなさい”
涼太が息子の子育ての時に、厳しくしたのはその1点で。
「××ちゃん、そこあぶないよ。だいじょうぶ？」
エスコートや女の子の気持ちをしっかりと叩き込めば、幼稚園児にして見事にプレイボーイに育ちかけている。
「…ありがと、」
あぁ、ほら母さん見ちゃった。今、女の子1人犠牲者だしちゃったの。
女の子に優しいのはいいことだ。
とてもいい。
そんな良い子に育ってくれたことはとてもありがたい。
が、如何せん甘すぎないかこの息子、
「買い物行くから、パパとお留守番しててね」
「おもいのあるならてつだうよ。とうさんがるすばんしてて」
「俺もAとデートしたいんだけど」
「ごめんとうさん。きょうはおれ」
なんか取り合い始まってるし
「…母さんは俺とデートするから、翔太んとこ行っといで」
お隣の渡辺さん家の娘さん。
「翔太から連絡きて、彼女、会いたいって言ってるよ」
涼太の切り札は、その小さい女の子だ。
「あいたいっていわれたんなら、いく」
「ん。準備しな」
ほぼ両思い状態の、ませた2人を私たち宮舘家は応援している。
渡辺さん家は、旦那さんが、、
どうなんだろ…
･
「翔太が娘に甘すぎるんだけど！」
「うちは、息子が女の子に甘すぎる、」
「うちの子には、彼、一層甘いよね」
「…将来、嫁に呼んじゃうかも」
「えぇ、楽しそ〜！」
「いいの？一人娘なのに、旦那さん怒らない？」
「あ〜、“男は涼太の息子以外信用ならん”っていつも言ってるから、、多分、むしろ歓迎」
「やば」
「「ゆり組ジャスティス」」
ある種、話が尽きないゆり組嫁会
＿＿＿＿＿＿
まじゆり組ジャスティス。
やっぱり、ゆり組の子供はゆり組であれと思うのです()
そして親戚になればいい。うん。
チビ宮舘は女キラーに育ち、チビ渡辺はあざと女子に。
ここまで書きながらも、子どもが男女逆パターンもありだなと思ってる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 161人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：午前12:00 | 作成日時：2022年10月2日 23時
