パパになってみた ページ21
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佐久間のラジオから派生した妄想、の巻
«たつやパパ»
「…そこはね、右奥行くとアイテ」
「ぱぱ、うるさい」
「左手前のボックス動かせるから、それ動かして」
「…ぱぱ?」
「はい、すいません」
見慣れた休日の風景。
リビングでテレビゲームを行う娘に、口出ししたくてたまらない私の旦那こと、ぱぱこと、辰哉くん。
娘は彼の英才教育の賜物なのか、
ゲームにしっかりとハマりメキメキと腕を伸ばしはじめた。
このカセットが面白い、
このFFのこのシーンが、
熱が止まらない彼をスルーするスキルを身につけた娘。
対して、
可愛い娘に構いたくて構いたくて仕方ないし、
ゲームに関してはオタクを発揮し熱弁したくてたまらない辰哉くん。
ソファーで並んであーだこーだ言い合っているのを、横から眺めるこの瞬間が、ココ最近の趣味となりつつある。
「っねぇ、なんでそこスティック倒さなか」
「ぱぱ????」
「…はい」
シュンとした辰哉くんと目が合う。
悲しい、なんて目で訴えられてもそんなの知らないよ??
「……っもう、、スマブラする?いっしょに」
「っする!!!!」
させていただきます!!
なんて目を輝かせながら、娘に抱きついて、
「ぱぱじゃま」
「ジャニーズの大人気スーパースター深澤辰哉でも邪魔?」
「うん、じゃま」
あーあーウザがられてるじゃん
「ねぇ、ままもしよ。チーム戦でぱぱボッコボコにしよ」
「よしきた。リミッター解除しますかぁ」
「え、チーム戦?待って!ムリ!!ママ強いもん!俺より上手いじゃん!」
データを保存し、コントローラーを操作。
準備を進める娘と、文句をいう辰哉くん。
「ねぇパパとチーム組も?」
「それかぁ、ママのキャラランダム選択、」
「…いや、ママほぼ全キャラ使えるから意味ないじゃん‼️わら」
「ねぇ、」
「「ぱぱ、うるさい」」
顔を見合わせて笑うこんな休日も、悪くないと思う。
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JGRの一節ですね(ふかさく)
絶対娘に散財しまくるパパ間違いなし。
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作者名:午前12:00 | 作成日時:2022年10月2日 23時