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ゆっくりベッドにおろして隣に寝ころぶと、グイッと腰ごと引かれて密着した。
顔を覗き込めば目が開いていて、覚醒しているのが見て取れる。
「ちゅーしよ」
彼女の言葉を皮切りに、始まるキス。
フレンチなものから深いものまで。
「…おやすみ、」
でも、それだけで終わる。
その先に行ったことは今までない。
彼女との関係はよく分からない
付き合っているのか、と言われればきっとそうじゃない
お互い“好き”とは言い合ったことがない
最初の頃はキスもなく、ただ抱きしめて眠るだけ
少し震える彼女を大丈夫だよと安心させるだけ
ただそれだけ。
プラトニック･ラブとはまた違う、よく分からない俺らの関係。
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作者名：午前12:00 | 作成日時：2022年8月26日 21時
