今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:19,798 hit
小｜中｜大
･ ページ4
．
知ってたよ。
分かってた。
頭のどこか端で、その先に彼女がいないことなんて＿＿＿
･
朝起きた隣に彼女はいない。
温もりさえもない。
急いでかけた電話で告げられたのは、
「おかけになった電話番号は現在使われておりません」
彼女がいた痕跡を探してリビングに出ても
歯ブラシも、
マグカップも、
何もかも、
跡形もなくさっぱりなくなっていた。
「あぁ....ははっ、、」
笑ってしまう。
洗面所の鏡に映る真っ裸の憐れな男。
「それは卑怯だわ、」
＿＿右の鎖骨の上、薄く咲いた紅だけ残すのなんて
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 73人がお気に入り
お気に入り作者に追加
設定タグ：snowman
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：午前12:00 | 作成日時：2022年8月26日 21時
