宣戦布告２ ページ3
私がこんなにこの一等捜査官…あー、この人が上官だと思うだけで腹立たしい…を毛嫌いしているのには理由がある。
『用ないなら帰って下さい！私はご飯中邪魔されんのが一番、いっちばんヤなんです』
旧多「っかー！かっわいくねぇ女！これだから嫌なんですよねェ」
一週間前、無事に入局式を終えた私が義父の有馬さんに連れられてＣＣＧに初めて来た日。
その時にこの人を喰った様なクソ上官と交わしたファーストコンタクトが最悪だったのだ。
有馬「A、この男が明日からお前の直属の上司になる…旧多二福一等捜査官だ」
『はっ、はい！宜しくお願いします、旧多一等…』
旧多「ふーん。貴女が《有馬貴将の秘蔵っ子》ねぇ」
この上官は(後にも先にもこの時だけだったが)礼儀正しく挨拶をした私をそれはそれは見下した視線で睨めつけ、あろうことか。
旧多「んー、ちっこいし体も弱っちそうですし、とても下馬評通りのエリートには見えませんが…それに何です？その髪。キッショーさんの真似事ですか？」
『…はい？』
旧多「言っときますけど僕ね、役立たずのグズは嫌いなんですよ。使えなかったら即刻追い出すんで、そこんとこ覚悟しといて下さいね」
まー、仮にも同期全員からお墨付きで《野獣》の名を頂いた私を、完璧に舐め腐った発言の数々。
有馬「ニムラ、お前…」
旧多「だぁーってそうでしょ？僕はガキの子守りしてるほど暇じゃないんです」
旧多「特にこんな…《義父の七光り》だけで生きてらっしゃるような、甘ちゃんお嬢様の世話焼きなんてゴメンですね」
…結論。その一言が私の逆鱗に触れた。
『は、はぁぁぁぁぁ！？何なのアンタ、人が下手に出てりゃ好き放題言って！』
旧多「噛み付きだけは一丁前なようで。ま、精々足引っ張らないようお願いしますね？有馬A三等」
『えぇ頑張りますよ、一等捜査官なんてすぐ超えてやるんですから！』
旧多「ご大層な啖呵切っちゃって…そーゆー生意気な女、嫌いなんですけど」
『誰がアンタ好みの女の子目指してるって言いました！？』
有馬「A、ニムラ、頼むから喧嘩しないで…」
斯くして初対面からお互い喧嘩を売りまくった私達は、同じキジマ班に所属しながらもこのように犬猿の仲なのである。
旧多「それにしても…ぷくく、入局早々ぼっち飯ですか。もう化けの皮剥がされちゃったのかなぁ〜？」
あぁ、鬱陶しい…
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みきざわ(プロフ) - あずまさん» 鼻血どんどん出しましょう！(笑)閲読有難うございます〜！ (2019年1月23日 19時) (
レス) id: d7c1dbf7e2 (このIDを非表示/違反報告)
あずま(プロフ) - あぁ…やばい、、、鼻血でるぅ(;´Д`)ﾊｧﾊｧ (2019年1月23日 15時) (レス) id: 97c5686003 (このIDを非表示/違反報告)
みきざわ(プロフ) - えぬ=)さん» ニムラの魅力、少しでもお伝え出来ているのなら幸いです！尊敬だなんてそんな、勿体ない(笑) 嬉しいお言葉、恐縮です！ (2019年1月21日 5時) (レス) id: d7c1dbf7e2 (このIDを非表示/違反報告)
えぬ=)(プロフ) - ああ……溶けちゃいそうです……← 本当に最高です……前作からずっと思ってたけど最高です……尊敬してます……!何故そんなににむにむの魅力を素晴らしいクオリティで書けるのか……尊敬してます(二回目) (2019年1月21日 0時) (レス) id: ae2a3cb03d (このIDを非表示/違反報告)
みきざわ(プロフ) - ハニーさん» 謹んで新年のお慶びを申し上げます！2019年がハニー様の良き年になる事を願っております... (2019年1月1日 0時) (レス) id: d7c1dbf7e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みきざわ | 作成日時：2018年12月16日 18時
