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36話 ページ40

?「この女の子かね、密航者というのは…」

誰だあの人は。いきなり女の子の肩に掴んだかと思えば、腕を締め上げてナイフを落とさせようとしてる。

ジョ「船長…」

船「私は…密航者には厳しいタチだ…女の子とはいえ、なめられると限度なく密航者がやってくる…港に着くまでしたの船室に軟禁させてもらうよ。」

ジョ「船長…お聞きしたいのですが、船員10名の身元は確かなものでしょうな。」

船「間違いありませんよ、全員が10年以上この船に乗ってるベテランばかりです。どうしてそんなに神経質にこだわるのかわかりませんけれども…ところで!」

急に腕を振り上げた。
なにしてるんだと思ったら、船長が持っていたのはさっきまで承太郎がくわえてたタバコだった。いつのまに吸ってたんだろうか。

船「甲板での喫煙はご遠慮願おう…君はこの灰や吸い殻をどうする気だったんだね、この美しい海に捨てるつもりだったかね?君はお客だがこの船のルールには従ってもらうよ、未成年くん。」

船長はそのタバコを承太郎の帽子についてるバッジに押し付けた。

なかなかキザなことをしよると思ったが仕方ないか。承太郎がまるで息をするのと同じようにタバコを吸うもんだから、それが普通に感じてしまったがよく考えたらまだ未成年だった。怒られても仕方がない。というか、それを指摘しなかったわたし達の方がある意味問題か。

しかしあの四人はみんな、『あー、こいつやっちまったなー』とでもいいそうな顔をして彼らの一連の流れを凝視してる。

船長はそのままタバコを承太郎のポケットにしまい、立ち去ろうとした時、

承「待ちな。口で言うだけで素直に消すんだよ…大物ぶってカッコつけてんじゃあねえよこのタコ!」

番長、怒っていらっしゃるようで。

ジョ「おい承太郎!船長に向かって無礼はやめろッお前が悪い!」

承「ふん!承知の上の無礼だぜ。こいつは船長じゃあねえ、今わかった!スタンド使いはこいつだ!」

船「スタンド…?なんだねそれは…いったい」

船長はさっきまでと違ってキョトンとしている。一気にへんなオーラみたいなのが消えた感じだ。

ア「それは考えられんぞ承太郎!このテニール船長はSPW財団の紹介を通じ身元は確かだ。信頼すべき人物、スタンド使いの疑いはゼロだ」

ポ「ジョジョ、いい加減な推測は惑わすだけだぞ!」


承「スタンド使いに共通する見分け方を発見した。それは…タバコの煙を吸うとだな…鼻の頭に血管が浮き出る。」

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好桜(プロフ) - ツティスさん、ありがとうございます!すごく嬉しいです!精一杯頑張ります! (2018年3月17日 21時) (レス) id: 50d64b52ee (このIDを非表示/違反報告)
ツティス(プロフ) - 本文を見て、一目惚れしてしまいました。文字数制限のため多く語れなくて残念です。陰ながら応援させていただきます! (2018年3月17日 19時) (レス) id: e0021f590d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:短冊団子 | 作成日時:2018年3月13日 23時

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