プロローグ ページ1
なぜだろうなぜだろうなぜだろう。
どうしてこんなにも苦しいのか。
どうしてこんなにも悲しいのか。
どうしてこんなにも貴方は美しいのか。
薔薇の花を腕いっぱいに抱えて、微笑む貴方は
なぜこんなにも美しいのだろうか。
少女は考えた。世の中には知らないことが多すぎる。解らないことが多すぎる。知りたいことが多すぎる。知りたくないことが多すぎる。どうしたらいいか教えて欲しいことが多すぎる。
「ねぇ、お母さん。」
どうして貴方は、
そんなにも、(こんな時にも)美しいのか。
薔薇のように紅い血液が、床に絵を描いている。
母はそんな中、微笑んでいる。まるで死んでるかのような肌の色をして。
「ねえ、お父さん。」
どうして貴方は、
こんなにも、(それほど)恐ろしいのか。
まるでお空のように青白い顔をして、私を睨んでいる。…母はそんな中、微笑んでいる。まるで死んでるかのような肌の色をして。
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好桜(プロフ) - ツティスさん、ありがとうございます!すごく嬉しいです!精一杯頑張ります! (2018年3月17日 21時) (レス) id: 50d64b52ee (このIDを非表示/違反報告)
ツティス(プロフ) - 本文を見て、一目惚れしてしまいました。文字数制限のため多く語れなくて残念です。陰ながら応援させていただきます! (2018年3月17日 19時) (レス) id: e0021f590d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:短冊団子 | 作成日時:2018年3月13日 23時