お砂糖お爺ちゃんとお塩SUGA

やだ ページ26

次の日…なんだけど


「ユ、ユン、ギさん」


うん、ちょっと待とうか

ねぇ、俺たち昨日ちょっと気まずくなってさよならしたよね、なんでそんなにくっついてんのねぇ

しかも本人ガクブルだしマジでどうした


「何があったんですかヒョン！ユウさんなんでそんな震えてるんですか！」

「声大きいわ！」

「ユンギヒョンも変わらないんですけどね」


俺の後ろをついてきてはガクブルで名前を呼ぶユウを見たテヒョンが声を上げる

大きいわ、とつっこんだところナムジュンに正論を返された

解せない


「昨日ひどいことをしたので謝りたくて。あと、へ、返事を」


そこでぴくりと体が揺れたことを感じた

自分自身の体なんだけど、自分でも予測できない体の震え

あまり体験しないことなのでそちらにもびっくりしたし、ユウの言葉にもびっくりした

とりあえず先を言わせたらなんとなくダメだと勘が告げているのでひとまず


「しー。あっち、行こ」


極力ばらしたくないというか、いずればれるんだろうけどこの返事の時は来ないでほしかった

動こうとする唇に人差し指をあてて動かないように

そしてそれ以上言うなともいえないし、どうにか止まらないものかと短い時間で考え抜いた結果あの言葉になった

いや返事してくれるってところで言うなとか言ったら返事をするなって意味に捉えられそうで怖かった

牽制することに成功した俺はユウの背中を押しつつ断りを入れ、練習室を後にした

…唇ぷにぷにしてたな

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