【ツイステ】茨の谷の王子様 (ページ39)

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Episode.39 ページ39

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ヴェ「…受験表ちゃんと鞄に入れた？」

『うん』

ヴィ「試験が終わったら連絡してね」

『分かっている』

『じゃあ、行ってきます』

ヴェ・ヴィ「いってらっしゃい」

今日はノービリス王立女学院の実技試験。

筆記試験の結果は昨日発表されて、
私の得点は満点だった。

ノービリスの筆記試験は比較的難易度は低め。
その代わり問題量がもの凄く多い。

論述問題が８割を占めているから、
時間内にいくつ解けるかが勝負になってくる。

私は時間ギリギリで全部解き終わった。
魔法の使用可って書かれていなかったら、
全部は解き切らなかったと思う。

ちなみに、
筆記試験の点数を実技試験前に開示するのは、
受験生にプレッシャーを与えるため…らしい。

まぁ、ノービリスを受験しようと思う人の中に
お豆腐メンタルの子はまずいないけどね苦笑

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実技試験を終えて家に帰ると、
伯父上が両親とリビングで談笑していた。

学「…Aさん、そこに座ってください」

私は伯父上の目の前にある椅子に座った。

学「今日はAさんに大事な話があって、
ここに来ました」

『大事な話…？』

学「Aさん、私の学園で学びませんか？」

…。

………。

……………。

確かにナイトレイブンカレッジは、
名門中の名門だし、
教科書に載っている著名な魔法士のほとんどが
卒業生だ。

私が男の子だったら、
間違いなくここに入りたいと両親に言ったと思う。

…"男の子"だったら、の話だけど。

学「その願い、私が叶えて差し上げましょう」

『えっ？』

伯父上はそう言うとリビングテーブルの上に
青色の液体が入った小さな瓶を置いた。