六十七話 ページ17
そんな彼女に源氏二人は近づいて、目の前で視線を合わせる様に膝を折る。
髭切「大丈夫かい？主」
「私は全然です。……ただ」
膝丸「“向こう”の刀剣の事か」
「……はい」
彼女は無意識に、本丸の方向へ目線を向けた。
「大和守さんにはああ言いましたけど、姉の刀剣が本当に姉から離れることを望んでなければ、これは自己満足なだけです」
髭切は「そんなことないけどなぁ」と言うが、Aの表情はあまり浮かない様子。
・
一方、柳を玄関まで送る薬研。
柳「態々ありがとうございました」
薬研「ちょっといいか」
玄関の扉に手をかけた柳を薬研は止めた。
柳は手をかけたまま「何でしょう」と振り向く。
薬研「どうしてそんなに大将に肩を入れてくれんだ？」
薬研は柱に寄りかかって腕を組みながら、右手の人差し指を立てながら聞いた。
柳は微笑んだ。
柳「政府役人としては当然の事」
薬研「それなら
柳「……それを聞いてどうするおつもりで？」
「別にどうもしねぇよ。…悪かったな引き留めて」と薬研は踵を返す。そして柳から数歩離れると「一応言います」と彼が話し出した。
薬研は背を向けたまま足を止める。
柳「私は彼女に手は出しません。
＿＿＿＿＿だ。」
最後の最後。薬研に聞こえるか聞こえないかの声量で発した言葉。
薬研は彼が立っていた玄関を見た。
薬研「どういうことだ……？」
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凛音 - これで終わりなのが寂しいです。 (10月31日 19時) (
レス) @page47 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
鮭 - 続き楽しみに待っています。応援してます。頑張ってください！（約3年越しのコメント…！！） (2020年10月20日 23時) (レス) id: c29d72685c (このIDを非表示/違反報告)
月喰い - 更新頑張ってください！ (2018年1月3日 3時) (レス) id: aa2f73e8c8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴらふ(プロフ) - とても面白かったです！MIYOさんの作品大好きです！これからも頑張ってください！！ (2017年12月31日 15時) (レス) id: 153a028541 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 終わりですか…？続き待ってます！ (2017年11月26日 11時) (レス) id: bbe143a00f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*MIYO*
x他1人 | 作成日時：2016年11月24日 1時
