いちばんぼしに、まじないを。(🌟) ページ16
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※GL、学パロ
今日もいつもみたいに起きて、いつもみたいに支度をする。そんな普通の日常。
「ふわ〜…ねむ」
オシャレには無頓着な方だけど、星川がせめて身だしなみには気を付けないと、と言うので鏡の前でリボンを整えて、制服を少しはたく。
星川に貰ったくまのキーホルダーがついたカバンを担いで、
「いってきまーす」
「おはよA！！」
「…おはよう、星川。……寒くなかった？」
「Aのこと考えてたら暑いくらいだよ？」
いつものように家が正反対の星川が玄関にいて、学校に行く。そんな日常。
「あーもうなんでAとクラス別なのー！？マジで最悪過ぎるんだけど！！Aと一緒じゃないと全然楽しくない……」
私の髪の毛をくるくると弄りながらそうぼやく星川。
「まあ、もうちょっとでまたクラス変わるじゃん？同じクラス、なるかもしれないしそれまで頑張ってよ星川」
「わーんA……」
「はーいもうすぐチャイム鳴るから教室さっさと戻るー」
「わーんA！！！！！」
そうして星川が嫌々クラスに戻っていく。星川と代わって占領されていた私の前の席の主が入れ替わりで席について、私に話しかけてきた。
「Aちゃん愛されてるねぇ」
「……いつも星川が三枝くんの席取っちゃってごめんね、代わりに謝っとくわ」
「はは、特に俺になんかしてくる訳じゃないしいいよww……Aちゃん、ぶっちゃけあの子の相手してて疲れない？」
「……ぶっちゃけ、つかれるなぁ」
「やっぱり？」
「でも、………………………」
「え、……？」
「そう、……。ほら、漢字に直してみると別の読み方もできるじゃん」
「…wwwwどっちもおかしくてお似合いじゃん、お幸せに〜ww」
「うわ失礼なやつだな三枝くん」
もちろん、自分たちがまともだとは思っていない。まともじゃないから、星川が家の前でずっと待っているなんてストーカーじみた行動も、一々何かしらを私にプレゼントして「これで、Aのぜんぶ、星川があげたのって事だよね？」ってへらへら笑う星川を赦してあげられるのだ。まあ、偉そうな私も大概で、彼女のものは全部私のものにしたくてたまらないから、よく集めてるんだけど。お互いがお互いの異常性に気付いてるのに言わないなんてまずいかな？
でも、いちばんぼしちゃんに、呪いをかけてあげられるって素敵なことじゃない？
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めあ(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます🤭わたしも百合大好きなのでそう思ってくださってとても嬉しいです！ (12月3日 14時) (
レス) id: aea8f156ce (このIDを非表示/違反報告)
あ - めっちゃいい百合至高 (12月2日 22時) (レス) id: c0c00f6e55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めあ | 作成日時：2023年7月22日 18時
