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「……黙ってよA私男性はおろか女性にもまともに話しかけられないの知ってんでしょ！！！そんなこと早く忘れてよ恥ずかしい！！！！！！」
「ん〜？そんなこと言われても一生覚えてるからリゼの思い出！！赤ちゃんから見てきたんだよ！？17年間ずーーーっと育ててきてせっかくリゼのこと忘れちゃったら嫌だよあたし！！」
「…女誑しやばいねA……」
「ええ〜そう？笑一応失礼だな、純愛だよって言っとく？ちょっと待ってねゔぅん……あ”ー、………失礼だな、純愛だよ.………wwwwwwwwwwやべウケるwwww腹痛っww」
「…変なやつ、父上Aの性根知ってんの？」
「というか最初これだったからね？？ホラ、私の家系代々こういうお付きの者だから強制的にあー幾つだっけ、15？くらいでヘルエスタ家に遣わせられるわけ、嫌で仕方なかったからもうヤケで毎日雑用してたけどそこまで言われることはなくて、でも1回ハチャメチャに怒られて流石に直したけどwwそれがリゼのお父様よー？？」
「おお…」
最初から完璧だった訳じゃないんだ。その時のこと見てみたかったかも。
「あてかリゼの傘持ってくんの忘れてナチュラル相合傘だけどよろし？まあもう家だけど」
「最初に言ってよ別に知ってたけどww」
車の免許取ればいいのに。なんで取らんのよ。
「もう家だよこんな口調やばいわ直しましょ、……ではどうぞリゼ様、ただいま帰られましたー、……改めましてリゼ様、お帰りなさいませ。今日も学校はどうでしたか？」
「楽しかったよ！朝も2人と話せてよかったし」
「それは何よりです。お嬢様の幸せが私共の幸せです」
何とも言えないギザな台詞を言っても顔が顔なので許されてしまう……というかときめいてしまう、こいつ、忌々しいのだが行動がいちいちイケメンなのだ。相合傘で肩濡れちゃってるし。Aはかなり背が高いので傘が斜めってしまう。
自室に戻ってJKらしくベッドにダイブしてみる。相変わらずふかふかのベッド。つい、女子高生らしい悩みも考えてしまう。私みたいな、って分かってるならAが私の白馬の王子様になってよ。私にはAしかいないの。ずっと可愛いって言ってくれるのはあなただけ。正直これがただの主従関係だとは思ってない。家族愛だとも思っていない。
「この女誑し、図が高すぎなの……」
ぽつり、と零れた雨みたいな独り言は無駄に広い部屋に染み込んで消えた。
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めあ(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます🤭わたしも百合大好きなのでそう思ってくださってとても嬉しいです！ (12月3日 14時) (
レス) id: aea8f156ce (このIDを非表示/違反報告)
あ - めっちゃいい百合至高 (12月2日 22時) (レス) id: c0c00f6e55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めあ | 作成日時：2023年7月22日 18時
