ごぜんいちじ、いつものじかん。（🍮💎） ページ2
.
※GL、夢主クズ、重め
🍮💎side
私のだいすきな人はちょっぴり怖くて、でも優しくて、帰ってくるのが遅い人。
「ただいまー……ういは、今帰ったよ」
「おかえり！！Aちゃん！！今日も遅かったね〜お疲れ様！」
「うん、仕事が立て込んでて……ありがとね、ういは」
そう言って私を抱きしめてくれるAちゃんのシャンプーの匂いは、うちのシャンプーの匂いじゃない、男物のシトラスの香り。
「……また、違う男の人のところに遊びに行ったんだ、?」
「……さ、もうこんな時間だからういはも早く寝たいでしょう？私サッとパジャマに着替えちゃうから、先にベッドルーム行ってて、ね？」
「……うん、先に行ってる！」
ねえ、Aちゃん、
Aちゃんは気付いてないんだろうけど、あなたの首に、赤い痕がついてるんだよ？裸になればもっと色んな所にも、
……私がまだ見たことのない所まで赤い花弁が散っているんだろうけど。
正直、殺したいくらい憎たらしいの、Aちゃんも、相手の男も。
Aちゃんの、その細い首を絞めて。最期にAちゃんの眼に映るのは私。なんて。
それでも。私はあなたを許すしかないの。
「おやすみ、ういは。これからも、ずっと一緒だからね？」
「あいしてる」
今までどれだけ男遊びしていても、あなたが絶対に朝帰りなんてしたことがないから。
私の前でだけ、呪いの言葉を吐いて、眠ってくれるから。
それだけで、私は簡単に許してしまう。
夢主side
午前一時。誰かと遊んできたとしか考えられない時間にいつも私は家に帰る。
「おかえり！！Aちゃん！！今日も遅かったね〜、お疲れ様！」
「うん、仕事が立て込んでて……ありがとね、ういは」
そう言ってういはを抱きしめてあげると、君は今にも遊び相手を殺しそうな目をして抱きしめ返してくれる。
そうして私の行動で頭をおかしくしちゃう君がかわいくて仕方ない。
だから私は男に抱かれて帰ってくるの。
こんなこと考えてるなんて、ういはは思ってもいないでしょう？
ういはが私の首のキスマークに気付いてることなんて知ってる。たまに寝ている私の首に手をかけて涙を流しているなんてことも知ってる。
君は、私のことだけ考えてればいいから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 125人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めあ(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます🤭わたしも百合大好きなのでそう思ってくださってとても嬉しいです！ (12月3日 14時) (
レス) id: aea8f156ce (このIDを非表示/違反報告)
あ - めっちゃいい百合至高 (12月2日 22時) (レス) id: c0c00f6e55 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：めあ | 作成日時：2023年7月22日 18時
