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町で偶然出会った善逸に、何と就職先を紹介してもらいました!
紹介というか、善逸が住み込みで働いている宿屋で俺も働かせてもらうことになった。
必死で頼み込んでくれる善逸に、最初はいい顔をしなかった女将さんと大将だったが、俺の顔を見た途端に180度態度が変わった。うーん、流石美少年。
まぁとにかく、これから頑張って働きます!
「Aちゃん、お酒追加ねー」
「はーい、了解です。善逸お酒1本よろしくー」
厨房で手伝いをしている善逸に声をかける。
俺の仕事は主にお客さん相手の接客だ。
後は簡単な買い出しに行ったり、部屋の片付けをしたりとする事は結構ある。
ここの宿は結構大きく、大将と女将さん、息子の仁さん。他にも善逸や俺みたいな住み込みで働く人たちが何人もいる。
子供は俺と善逸の2人だけだから、自然と一緒に行動することが多くなる。
今も厨房で足りなくなった野菜を買いに善逸と2人で出かけることになった。
「おじちゃーん、大根5本とじゃがいも15個下さいな」
「お、Aちゃんじゃないか。相変わらず可愛いね。大根1本おまけで付けてやるよ」
「わーい、ありがとー」
俺が買い出しに行く時は大体こんな風におまけが貰える。
女将さんもそれが分かってからは荷物が多すぎない時は大抵俺に買い出しを頼む様になった。
荷物を受け取る時にニッコリと笑ってお礼を言うといい年したおじさんがデレデレと表情を崩す。因みに相手が女性でも同じ感じです。
荷物を善逸と2等分にしてもらい2人で宿に帰る。
「相変わらずAは凄いね。これだから顔のいい奴は羨ましいよ!さっきのおっちゃんだって、俺の事は見えてないみたいにさ!」
「あはは、でも俺は善逸の顔好きだけどなぁ」
「すっ!!な、そんなこと言っても嬉しくないんだからな!」
俺の言葉にポッと赤くなって笑う善逸。
何この子可愛すぎじゃない?
「俺、こんな目と髪の色だからさ、今まで友達とかいなかったんだ。だから善逸に会えてよかった。大好きだよ善逸」
「だ、だから大好きとか言わないでよ!嘘の音がしないとか何?何なのそれ!!俺だってAがはじめての友達だよ!!大好きだよ!!!」
道の真ん中で叫ぶ善逸に、微笑ましい視線を向ける通行人と俺。
とりあえず善逸は天使かな?
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河岸エマ(プロフ) - 爽雫さん» うわあぁ私も大好きです!設定を上手く活かせてない気もしますが頑張ります!!モチベめっちゃ上がりました!ありがとうございます!! (2020年2月24日 14時) (レス) id: b2cd8ae7ef (このIDを非表示/違反報告)
爽雫 - 童磨の息子なんて神設定じゃないですか!?凄い続き楽しみです。更新頑張って下さい!応援しています!!だいすきです(*>∀<*) (2020年2月24日 14時) (レス) id: c8b0ff9423 (このIDを非表示/違反報告)
河岸エマ(プロフ) - お虫さん» ありがとうございます!近々更新すると思うのでまたよろしくお願いします! (2020年2月23日 23時) (レス) id: b2cd8ae7ef (このIDを非表示/違反報告)
お虫 - 好きです!次の更新楽しみに待ってます! (2020年2月23日 7時) (レス) id: 2f9884d86e (このIDを非表示/違反報告)
河岸エマ(プロフ) - アンちゃんさん» マジですか?!それは嬉しいです!pixivでもこちらでもよろしくお願いします!! (2020年2月15日 21時) (レス) id: b2cd8ae7ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:河岸エマ | 作成日時:2020年2月15日 16時