キラキラお目々な美少年に転生したよ【鬼滅の刃】

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「何だ、考え事が？」

「…うん、ちょっとね」



今俺は無惨くん足の間に座らされてる。
距離が近すぎじゃないかって？
俺もそう思うよ！！
日に日に無惨くんがベッタリとくっつく様になって来た。常にそばに居ないと機嫌が悪い。俺がトイレに行っただけで怒るくらいだ。

今も後ろからギュウギュウと抱きしめられてる。
あ、女中さんが顔を赤くしてこっち見てる。目が合ったら脱兎の如く逃げ出した。別に怪しい関係じゃあないんですよー。多分無惨くんは俺の事を人形か何かと勘違いしているんじゃないかな？

夜はもちろん一緒に寝てる。
最初は違う布団だったのだが、ある夜咳が苦しそうな無惨くんの背中を撫でてあげたら不思議と咳が止まった。
その日から何故か一緒の布団で寝る事になってしまったのだ。(恐らく女中さんにソレを見られてしまったから余計に誤解されたんだと思う)



「俺、いつになったら帰れるんだろう」

「…いつ迄もここにいれば良い。私の側を離れようなどと思うな」


俺が小さくこぼした言葉に、さらに小さい声で応える無惨くん。
いつもの様に命令口調なんだけど、その声色はとても弱々しかった。





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