キラキラお目々な美少年に転生したよ【鬼滅の刃】

1-2 ページ2

なんだかシリアスな始まり方だったけど、詳しく話すと長くなるからカットするけど、ここは鬼滅の刃の世界だったよ！


いやぁ、自分でも何を言ってるのかとつっこみたくなるけど、令和から大正への転生があるなら実は2次元への転生でしたーっていうオチでも納得…出来ませんよね。



いつものように魚を釣って家に帰ると、母親が化け物にもぐもぐされているのを見てそのショックで前世の記憶をゲットした俺はまず思った。



あれ、この化け物【鬼】じゃね？
【大正時代】＋【人食い鬼】って、もしかしてここ鬼滅じゃね？



そうと分かればダッシュで逃げた。
側から見れば美少年を食べよう(物理)とするヨダレをダラダラ垂らした変態という色んな意味で危ない光景だったが、日輪刀など持っていないか弱い10歳の少年には朝まで何とか逃げる、という方法でしか生き残れる術がない！



と思っていた時が俺にもありました。




結果として言えば俺はか弱い少年ではなかった。




必死で逃げながら、もうこれ無理ゲーじゃね？絶対捕まってもぐもぐされちゃうよね？と泣きながら考えてたら涙で足元が見えなかったらしく、



ズシャアアァァァァ！！



盛大に転けちゃった♡


「いやあぁぁぁぁ！！！！お、俺なんか、食べても美味しくないですよおぉぉ！！」

泥だらけで後ずさる俺にニヤニヤと鬼が近づいて来る。

「いや、お前はかなりの上玉だからきっと美味い。見た目がいいニンゲンはその分美味いからなぁ。それに、お前の瞳はキラキラしていて更に美味そうだ」



ああ、美少年に生まれ変わってしまった所為でdead endなんて最悪だ！！
村人には忌み嫌われたこの目は鬼にとってはご馳走に見えるなんてなんたる皮肉！

どうせ転生したなら俺TUEEEEしたかった！


「どうせなら平和な世界で可愛い子に囲まれる人生に生まれたかったよおぉぉぉ！！！！！」



叫びながら、少しでも抵抗してなんとか逃げれないかと手を伸ばしたその時



「な、なんだこれは…？！体が…凍って…ー」




目の前には凍った鬼が立っていた。

2-1→←1-1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す