キラキラお目々な美少年に転生したよ【鬼滅の刃】

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転生したよ！


なんかいきなりで申し訳ないが、その一言しか俺の頭の中には思い浮かばなかったんだ。


まず自己紹介からしようか。
俺の今世の名前はA。前世の名前は忘れた。
何故か令和の時代から大正に遡って生まれてきてしまった俺は、美人の母さんとの貧しいながらも幸せな二人暮らしをしていた。


住んでいる場所は街や村などではなく、近くに川の流れる森の中だった。

何故そんな所でと聞かれたら、俺の容姿の所為で、と答えるしかない。
見た目だけなら美人の母さんに似て、誰が見ても美少年と言われるような容姿だか、問題は髪と瞳の色だった。

キラキラと光るような虹色がかった瞳と、白橡色の髪を持つ俺は、母の暮らしていた小さな村では酷く異端で、父親について語らない母も相まって【妖との子供を孕んだ】等と揶揄されて村から追い出されてしまったのだ。

まぁそれでも中には心優しい人はいるもので、母が幼い頃からお世話になったお爺さんが森の中に建てた使ってない小屋を譲ってくれたお陰で親子揃ってホームレス生活は免れた。

当時は前世の記憶などなかった俺は、小屋の周りで野菜を育てたり、魚を釣ったりと10歳の子供らしく育ち、器用な母は小物を作り定期的に町へ売りに行くなどして、穏やかな日常を過ごしていた。



だが、そんな日常は儚くも一瞬で崩れ去ってしまう。
そういえば前世で流行っていた漫画にこんな台詞があったな……。




『幸せが壊れる時にはいつも血の匂いがする』

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