キラキラお目々な美少年に転生したよ【鬼滅の刃】

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その後も何度か鬼に会ったが問題なく倒し、7日間が過ぎて行った。



(そう言えば手鬼には会わなかったなぁ。会ったら絶対倒そうと思ってたのに)




選別終了の集合場所に着くと、そこには殆ど人が居なかった。その少ない人の中にモブさんがいてホッとする。

原作で見た白と黒の子供から説明を受け、玉鋼を選ぶように言われた。
皆がそれぞれ吟味しながら選んでいる中、俺は1人立ち尽くしていた。
無事に玉鋼を選んだ獪岳が戻ってきたが、何も手に持っていない俺に怪訝そうな顔をしている。



「あの、俺…日輪刀要らないです」



その言葉に周りが騒然とする。
黒髪の方の子が俺に近づいて来た。


「貴方は、A様でよろしいですか？」


その言葉にはい、と頷く。


「A様の事は既に当主から聞いております。特別に日輪刀を不所持でも鬼殺隊として認める、と」


またしても周りが騒つく。
そりゃそうだよね、鬼殺隊に入るのに唯一鬼を倒せる武器を要らないなんて言う人は俺以外いないだろう。
でも、貰ったところで頸が切れないし、しのぶさんの様に使える訳でもない。無用の長物になってしまう。
俺の非力さついての情報は既に上に伝わっていた様で、認められて一安心だ。…すこし微妙な心境だが。








こうして、史上初の日輪刀を持たない隊士が誕生した。







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