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今日も、俺はどこかもわからない道を歩いている
すると、とある廃れた工場から子供の泣き声と大人の品のない笑い声
『誘拐、か。』
しょうもない事をするもんだ
俺は、その場を通り過ぎようかとも思ったが、自然と足がそちらへ向いた
"少女"の姿へと変わる
『あのー、誰かいるんですかー？』
俺は工場の入口からわざとらしく顔を出す
そこには、手足を拘束され、目隠しをされている少女がいた
服装からして、どこかのお嬢様だろう
男達は最初こそ睨んだものの、相手が子供で安心したのか、すぐニヤけた
「お嬢ちゃん、こんな所見られちゃ、黙って帰せねぇなぁ？」
「ちょっくらこっちに来てもらうぜ！」
相手は二人組の男
その片方の個性が紐だったらしく、俺の体に巻き付けて引き寄せた
「フヒ、こいつも中々いい顔してんじゃねぇの。売ったら良い値段になるんじゃねえか？」
「そうだな。身代金だけもらってこいつら売り飛ばそう！」
「ふぇ...おとーさん、おかぁさんっ...！」
少女は怯えていた
「さ、お前も大人しく...」
俺は、ゴミ処理しなきゃな？
『そっちから引き寄せてくれてありがとうなおっさん。』
「あ？......っ？！」
俺を引き寄せた男の心臓辺りには、既にナイフが刺さっていた
男はそのまま倒れ込む
「ひっ！お、お前...まさか...！！」
『ゴミが喋んな。』
そう言って俺はもう1人の男の頭にナイフを命中させた
「うがっ！！」
その男も同じく倒れ込む
「だ、だぁれ...？」
少女の方を見ると、最初に俺が殺したやつの血が頬に付いてた
俺はそのまま少女を抱き上げる
「っ？！は、はなしてっ！」
『うるせぇ。』
「ひっ...！」
俺は工場の入口から出た所で少女を降ろした
そして警察に電話をする
あの男達から拝借したものだ
『あ、無能な警察さん？俺、ジャッジ。また、二人ほど犠牲になったよ。場所は〇〇町の廃工場、じゃ。』
俺は一方的に電話を切った
最後に、
『これ、持っとけ。』
「う、うん...。」
オダマキの花を少女に持たせた
『また、世界が綺麗になった。』
俺は少女に背を向けその場を去った
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やまは(プロフ) - すごい面白かったです！欲を言えば男主の過去を知ったヒーロー側の反応が気になるぅ…！！！って思いました！素敵な作品をありがとうございました！ (2022年4月2日 20時) (
レス) @page35 id: d3221d33a6 (このIDを非表示/違反報告)
なず@ヴィル様の旦那です(プロフ) - 面白くて叫んだ (2021年1月22日 20時) (レス) id: c2e37a127a (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 映画作ってくれ…野生の公式や (2020年9月2日 18時) (レス) id: 3f15dcefd5 (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - クロッキーさん» それ、これで一個の映画作れるわ、 (2020年1月2日 16時) (レス) id: 1cba487202 (このIDを非表示/違反報告)
ヒキオレ(プロフ) - ものすごく面白かったです！！ (2018年12月29日 2時) (レス) id: 118552b0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モモリス | 作成日時：2018年3月15日 20時
