27*side NO ページ27
＿さぁ、ゲームの始まりだ＿
時計の短針が6を指した
[皆さんご静粛に。]
何も知らない政治家達は笑っている
[この度、このパーティーを開催した目的は...
お前等を、殺すためです。]
政治家達はバッと司会の方を向いた
そこには、黒スーツを着た青年がいた
資料に乗っていた通り真っ黒で長さが揃えられていない髪、真っ赤な瞳
恐ろしいはずなのに、誰もが目を離さなかった
「今から10数える。それまで逃げるなり隠れるなりしなよ。俺は目瞑ってるからさ。じゃあいくよ、いーち、にーい...」
その瞬間、会場内はパニックに陥った
「な、なんで？！ドアが開かない！！」
「くそ、非常口もだ！！」
「ちょっと、あんた達が倒してきなさいよ！！」
「何言ってんだ！！お前が囮になれよ！！」
罵声、奇声、悲鳴
様々な言葉が飛び交う
ただ1人、総理大臣だけが静かに座っていた
「じゅーう。はい、ゲームオーバー。」
ジャッジはニタリと笑い、姿を消した
次に姿を現した時には、血だまりが出来ていた
「アンタは、諦めたの？大臣さん。」
「私には分かりきっていたことだ。」
ジャッジは残った大臣の首元にナイフを突きつけていた
「分かってた...ね。」
「一つ、君は間違いを犯している。」
「...どういう事？」
「私の、個性を把握していない所だ。」
大臣がそう言うと周りの死体が消えた
「...なんだ、これは。」
「私は個性を二つ持っている。一つは君と似たような"幻覚"、もう一つは、"
次の瞬間、ジャッジは何者かに押さえつけられた
「おうおう小童。まだまだじゃのう。」
グラントリノだった
「ひぇっ、あ、貴方誰ですかっ！！」
「っ？！」
押さえつけていたはずのジャッジが一瞬で別人に変わる
「大臣、いい事教えてやるよ。」
大臣の後ろに、何食わぬ顔で立っているジャッジがいた
「この建物に入った時点で、俺のテリトリーなんだよ。つまり、大臣が作った幻覚も無駄だったって事。全部が俺のオモチャだ。」
駆けつけたヒーローや、大臣すらも、冷や汗を流した
*
よく分かりませんよね、多分あとがきの時とかに補足説明します。
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やまは(プロフ) - すごい面白かったです！欲を言えば男主の過去を知ったヒーロー側の反応が気になるぅ…！！！って思いました！素敵な作品をありがとうございました！ (2022年4月2日 20時) (
レス) @page35 id: d3221d33a6 (このIDを非表示/違反報告)
なず@ヴィル様の旦那です(プロフ) - 面白くて叫んだ (2021年1月22日 20時) (レス) id: c2e37a127a (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 映画作ってくれ…野生の公式や (2020年9月2日 18時) (レス) id: 3f15dcefd5 (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - クロッキーさん» それ、これで一個の映画作れるわ、 (2020年1月2日 16時) (レス) id: 1cba487202 (このIDを非表示/違反報告)
ヒキオレ(プロフ) - ものすごく面白かったです！！ (2018年12月29日 2時) (レス) id: 118552b0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モモリス | 作成日時：2018年3月15日 20時
