17*side NO ページ17
ジャッジが目を覚ますと、窓の無い、薄暗い部屋の中だった
「...地下か。」
ジャッジは意外にも冷静でいた
そして周りを注意深く見渡す
すると、背後から刃物が飛んできた
「っ、こっちは怪我してんに、随分手荒な事するんだな？」
ジャッジは避けたものの、頬には薄く赤い線が引かれていた
「こんくらい避けれんかったら成長しとらん証拠や。まァ、掠ったから70点ってとこが妥当やろ。」
壁にもたれかかっていた名無しはジャッジをバカにするように笑う
「手厳しい。」
「出来て当たり前のことや。」
暗殺者なら、の話だが
ジャッジは呆れ顔で立ち上がった
「なんや、もう立てるん？バケモンかお前は。」
名無しは目を見開き、ジャッジに近づく
彼が驚くのも当たり前の事で、ジャッジをこの場に連れてきて応急処置をしてからまだ3時間しか経っていないのだ
それ位、ジャッジの回復力が異常なのである
「バケモンで結構。俺はもう行く。」
「折角再会できたのにツレないのぉ。」
「うるせぇ年齢詐欺者。」
ジャッジが前回から名無しの年齢の事を言っているのは、名無しがジャッジの前に現れた時から一切顔が変わっていないからだ
顔も同じ、身長も同じ、体重すらも変わらない
今じゃジャッジの方が歳上に見える程だ
ジャッジはそれから、無言で立ち去った
「止めたつもりやったんけどなぁ。」
どこがだ。と、ジャッジだったら突っ込むだろう
当の本人は、この場にもういない
*
次から林間合宿編入ります(多分)
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やまは(プロフ) - すごい面白かったです！欲を言えば男主の過去を知ったヒーロー側の反応が気になるぅ…！！！って思いました！素敵な作品をありがとうございました！ (2022年4月2日 20時) (
レス) @page35 id: d3221d33a6 (このIDを非表示/違反報告)
なず@ヴィル様の旦那です(プロフ) - 面白くて叫んだ (2021年1月22日 20時) (レス) id: c2e37a127a (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 映画作ってくれ…野生の公式や (2020年9月2日 18時) (レス) id: 3f15dcefd5 (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - クロッキーさん» それ、これで一個の映画作れるわ、 (2020年1月2日 16時) (レス) id: 1cba487202 (このIDを非表示/違反報告)
ヒキオレ(プロフ) - ものすごく面白かったです！！ (2018年12月29日 2時) (レス) id: 118552b0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モモリス | 作成日時：2018年3月15日 20時
