【歌い手】獣人世界【男主】 (ページ6)

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キッチンへ来たはいいものの、何を作ろうか

突然、俺の尻尾が掴まれた

『っ！？な、なんださかたか...。』

「おれ、おむらいす？たべてみたい！！」

「さかた！！めいれいされたんだからじっとしてろよ！！」

目を輝かせてきたさかたと、慌ててさかたを止めに来るうらた

『命令？なんてしてないぞ俺は。自由に遊んでていいんだぞ？』

「あそぶってなに？」

さかたが聞き返す

あぁ、知らないのか

コイツらは生まれた時から誰かの所有物だったんだ

『んじゃ、後で遊びってモンを教えてやるから、自由にしてていいぞ。さかた、オムライス作ってやっからうらたの傍にいてやれ。』

「わかった！うらさんいこ！」

「お、おう。」

さかたはうらたの手を引いてリビングに戻って行った

さかたは純粋で元気だな

それから時間が立ち、ようやく全員分作り終えた

『飯できたから運ぶぞー...って、天月？何やってんだよ。』

リビングに行くと、ソファで固まって怯えてる4人と、ニコニコして向かい側のソファに座ってる天月がいた

ちなみに、ここに住んでるのは狼の獣人だけ

つまり天月ともう1人も狼なのだ

「いーやぁ？なんか人間の匂いがするなぁって思って下りてきただけだよ。もうご飯？」

『おう。それと天月、あんまりそいつ等を怯えさせるな。』

「いや、可愛くてつい。」

『この4人は今日俺が拾ってきた。藍色がそらる、白がまふまふ、茶色がうらた、赤がさかた。で、こいつは天月。俺の仲間だ。襲わないから安心しろ。』

その事に安堵した4人

『飯、できたから運んでくれるか？』

すると4人は頷き、キッチンへ向かった

『天月、○○○も呼んできてくれないか？』

「了解。」

天月は○○○を呼びにリビングを出ていった