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『そうか。なら、来たくなったらいつでも来い。金ならやるし必要なものがあれば言ってくれ。だから、これ以上罪を重ねんな。』




俺はるすに一歩近づいた




「うるさい!なにをどうしようがおれのかってやろ!!じゅうじんがおれにさしずすんな!」




るすは俺に向かって石を投げた





『...すまない。じゃあな。』





そう言って俺は来た道を戻った





「いいの?あのまま放っといて。」





『いいんだよ天月。無理強いした所で傷つくだけだ。』




「ふーん。」




「ちょっとまってて。」





突然、そらるがるすの方へと走っていった





『そらる!?』





止めるまもなく、そらるはるすをグーで殴った




そして馬乗りになる





「おれも、にんげんだ。」





そらるはフードをとった





「だから、なに?」




るすが自嘲気味に笑う





「つよがったら、だめ。いつか、こわれる。しんだら、だめ。みんな、いのちがあるのはいっしょ。」





るすの頬に何かが落ちる





そらるの、涙だ




初めて見た、そらるの泣いている所





『そら、』




「しっ。」




俺はそらるに声をかけようとしたが天月に止められた





「おまえみたいなやつがしんでいくの、たくさん、みてきた。だから、いっしょに、かえろう?」




これが、今までそらるが見てきたことなのか




今まで、我慢してたのか





"おれはまふたちがたのしいならそれでいい。"





自分が一番お兄さんだから



弱い所は見せられなかったのか





「考え、とく...。」




これにはるすも驚いているようで





「...またね。」





そらるはフードを深く被って戻ってきた





「もし困った事があれば、ここから右へ三ブロック進んだところの大きい屋敷まで〜。」






『天月...?』




天月は俺にウインクをした





「じゃ、帰ろ。」





今度こそ俺達は、自分達の家へと帰った

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クるくル - 萌えすぎて悶えました頑張ってください(鼻血) (2018年8月6日 12時) (レス) id: 7e50df18f1 (このIDを非表示/違反報告)
モモリス(プロフ) - 雷雅さん» はい、頑張ります! (2018年3月27日 18時) (レス) id: 6e22cb104a (このIDを非表示/違反報告)
モモリス(プロフ) - 空猫は飼い猫さん» ありがとうございます。頑張ります。 (2018年3月27日 18時) (レス) id: 6e22cb104a (このIDを非表示/違反報告)
雷雅 - 更新頑張ってください! (2018年3月27日 13時) (レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)
アルビノ猫 - モモリスさん» どういたしましグホァ((殴 (2018年3月27日 6時) (レス) id: 5ab05e8e82 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モモリス | 作成日時:2018年3月2日 16時

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