【歌い手】獣人世界【男主】 (ページ10)

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嫌がりつつもくすぐられたくなくて仕方なく飴を探しに行ったそらるとうらた

一方まふまふとさかたはもう何個か見つけたようで

「A！もうおれふたつもみつけたんやで！！」

「ぼくも！」

笑顔で見つけた飴を見せに来た

『おぉすげぇな！今そらるとうらたも見つけに行ったから早く行かないと取られるぞー？』

「うらさんにはかつ！」

「そらるさんにはまけません！！」

そう言って2人は再び走っていった

「かぁいいねぇ...。」

『お前が言うと変態みたいだからやめろ。』

「なんで！？」

「まぁ分からなくもないですね。」

「え！？Souくんも！？てかいつの間に！！？」

そう叫んでいる天月は置いておこう

『Sou、この屋敷の周りに怪しいヤツ、いたか？』

「はい、恐らくあの4人の元飼い主らしき獣人が彷徨いてました。」

Souには、この屋敷の防犯カメラなどを確認してもらっている

この屋敷の警備員みたいなものだ

『どんな奴だ？』

「...ライオン、ですね。ここら辺の地域で悪名高いレオンさんです。自分より弱い種族の獣人を従えて気に入らなかったらすぐ殺す外道なお方です。」

「あ、ソイツ最近執事また殺したらしいよ～。しかもヤギ。」

突然会話に入ってきた天月

天月は、最新の情報をいち早く教えてくれる

情報屋みたいなもんだ

それに加えて洗濯や掃除もしてくれている

結構ハイスペックな奴だ

『...決まりだな。でもまぁ、喧嘩は売られたら買う主義だ。負けるつもりもない。分かってるな？』

「もちろん。」

「はい。」

狼の狩りは集団行動

たかが百獣の王1匹如きで屈したりしない

『殺るなら来いよ、全力で。』

俺は笑を隠しきれなかった