【MHA】狼少年とヒーロー【男主】 (ページ2)

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とある日記より

○月○日
私達夫婦に、一つの生命が誕生した。天使のような子供だった。名前はAだ。私が妻にそう告げると、妻も微笑みながら素敵な名前ね、と言ってくれた。私達夫婦は、これからAを幸せにしてやろうと決心した。

～中略～

○月○日
今日はAの誕生日だ。私からは玩具をプレゼントした。Aはそれを見ると早速遊び始めた。楽しそうに遊んでいるものだから、私も何だか昔を思い出してしまった。
一歳の誕生日おめでとう、A。

～中略～

○月○日
妻のお腹に新しい命が宿っていることを告げられた。私は興奮してしまい、咄嗟に妻を抱き上げてしまっていた。妻にお腹の子に影響が出たらどうするの、と言われ謝ったが、私は嬉しさが抜けずずっとニヤついていた事だろう。

～中略～

○月○日
Aがいなくなった。今日はAの三歳の誕生日だと言うのに、公園で目を離した隙に何処かへ行ってしまったようだ。30分探し続け、ようやく近くの森の中で眠っているのを見つけた。安心した私はAを抱えて家路についた。
追記:当然の如く妻には叱られた。

～中略～

○月○日
三日後はAの誕生日だ。ついに個性が発現する年になる。私と妻の個性は治癒と回復だ。きっとAにも治癒系の個性が発現するだろう。そして、優しい子に育ってほしい。

～中略～

○月＿日
Aの個性が発＿＿た。私達の個性＿＿らでも＿＿った。妻が＿＿れた。きっと＿も殺さ＿る。＿れが最＿＿日記だ。A、四歳の＿生＿＿めで＿う。助けてやれ＿くてごめ＿＿。＿＿のことよろ＿くな。今日は＿れいな＿＿だ。