五条と5歳

ろく ページ8

今日は高専の近くで夏祭りがやっているらしい
夏油がコンビニに行った時、店員さんが話していたらしい





『ぼくこれいきたい』





Aの一言で行く気のなかった家入も五条も行くことになってしまった





「ったく、傑のせいだからな。Aに夏祭りのこと話しやがって、」





「マジでクッソ暇なんだけど死ぬ」





「まぁまぁ、いいじゃないか」





『このりんごあめ、じつにすばらしい』




夏祭りを満喫している4人(？)だが
この後、Aによからぬことが起きるということをまだ誰も知らなかった





『はなびみたい！』





「おーい、A、先に行ったら迷子になるぞー」





「追いかけんのもめんどくせぇからゆっくり行こうぜ」





この五条の発言がなければ事件は起きなかっただろう





『あれ、』





Aの周りから五条たちの声がしなくなったことに今気づいたのか周りをキョロキョロと見回すA





『いない』





そう。
よからぬこと、とは『Aが迷子になってしまった』と言うことである





『しょうこちゃーん、？さとるくーん？すぐるくーん、』





『おーい、』





ここでAは初めて自分が迷子になったことに気づいた





『(まいご、)』





ただ、こんなことで挫ける5歳児ではない





『おーい！』





が、流石に初めての迷子で混乱していたのだろうか
段々とAは弱気になってしまうのである





『ぅっ、さとるくん、どこ、？』





とうとうAは泣き始めてしまうのである

なな→←ご

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夏油の上着前後逆写真

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