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「せっかく偉大なミュージシャンがいるんだ。なにか質問させて貰ったら？」
音晴のその言葉に陸はええと、と質問を考えた。
「今度、大きなステージがあります。ライバルとそこで勝負をします。勝つための秘訣はありますか？って聞いてみて」
「OK」
陸の質問を通訳するナギ。
三月はその様子を見て感心したように首を縦に動かした。
「ナギすごいなー。億宮もだけど。ダグラスと直接話せるなら、オレも英語習っときゃ良かった…」
「今からで良ければ私が教えようか？」
「マジで！？あ……でもやっぱいいわ。サンキュ」
「そう？」
三月の言葉にAが提案するも、三月は断った。
Aと天は仲が良いと三月は知っていた。沖縄でのお説教が効いたのだろうか、三月はAも同じように厳しいのではないかと恐れていた。
事実、Aの英語を教える、という行為はほぼ一方的に英語で話しかけるという方法だった。Aもそういう環境で学んだのだからそうなるのは当然だろうが、一般的にそれで話せるようになるのはかなりの苦労がかかるだろう。勿論、効果は高いのだろうが。
「勝負を決めるのは神様です。ですが、自分を高めるために必要なものは、愛です」
「愛…」
ナギの言葉に(正確にはナギが通訳するダグラスの言葉だが)、陸はそう呟く。
「歌は耳から聞こえますが、愛のある歌は、まず心が震え出し、体が躍り始めます。ゼロの歌がそうでした」
「ゼロ！？ダグラスさん、ゼロを知ってるのか？」
三月がゼロ、という単語に反応する。
なんとなく意味を理解したのだろう。ダグラスは言った。
「イエーイ！アイラブゼロ！ウィーラブゼロ！」
「ゼロには一度だけ会いました。彼の歌を目の前で聴いたことは、私の人生において貴重な体験でした。魔法にかかったような気分でした」
「……っ、すごい！ゼロもダグラスさんも！」
「心が震えて、体が躍りだすか！おっさん…」
「ダグラスさん」
「ダグラスいいこと言うなー！」
感激する三月と環。壮五は環のダグラスに対するおっさん、という言葉をもう一度咎めた。
「ハッハッハー！アイラブゼロ！アイラブIDOLISH7！」
「あはは。私たちもアイラブユーです」
「ありがとうございます！ダグラスさん…！ダグラスさんのコンサートで、今夜の恩返し、させて貰いますね！」
一織のアイラブユーです、という発言にAはパーフェクト高校生とは思えないなと思ったが、それを言葉にすることはなかった。
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高沢 - ドーナツさん» それと、流行りのウイルスや、風邪などにお気をつけて、どうかご健康に過ごしてください、、応援しております。 (2020年5月1日 22時) (
レス) id: a364a1dba9 (このIDを非表示/違反報告)
高沢 - ドーナツさん» はい...！全然大丈夫でございます！むしろリクエストに応えていただいてありがたい限りです、、！本当にありがとうございます！ はい！ご無理なさらず、ドーナツ様のペースで更新頑張ってください！ (2020年5月1日 22時) (レス) id: a364a1dba9 (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - 高沢さん» 嬉しいお言葉ばかり本当にありがとうございます！これからも更新頑張るので、読んで頂けると幸いです。 (2020年5月1日 17時) (レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - 高沢さん» 初めまして！コメントとリクエストありがとうございます！！リクエストの件、喜んで書かせて頂きたいと思います！しかし、今考えているシナリオ上、一部が完結しないと書けそうにないので、それ以降でも大丈夫でしょうか……？勿論、絶対に書かせて頂きます……！ (2020年5月1日 17時) (レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
高沢 - はじめまして、いつも作品楽しみにしております。どきどきして凄く面白いです！突然ですがリクエストをしてもよろしいでしょうか、、もし宜しければ天と夢主の2人の目線からの【独占欲】が見てみたいです。これからも応援しています (2020年5月1日 15時) (レス) id: a364a1dba9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドーナツ | 作成日時：2020年4月30日 15時
