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「OK！すごく良くなったよ！」
結局、お互いの悩みを打ち明けてから臨んだ撮影は一発OK。
天のことを想像しろと言った矢先に調子が戻ったことに、大和は少し悔しいような気持ちになった。
「じゃあ今日は遅いしもう終わろう。撮影全体ではまだ余裕があるから」
監督のその言葉でその日の撮影は終了。
解散した後にも一人一人スタッフに謝罪をするAの姿を見て、大和は真面目だなと思った。
「億宮帰り大丈夫か？もうてっぺんを超えてからだいぶ経ってるけど…」
「まあなんとかなるんじゃない」
今日は美咲が同行していないため1人で電車に乗って帰ることになりそうだ。
スマホで時間を確認すると終電の時間が過ぎていることに気づく。それと同時に天からかなりの着信が入っていることに気がついた。
「ごめん、電話」
一旦大和に断って人のいない方に行くA。天との電話は人目を避けたほうがいいだろう。
「もしもし、天？」
「もしもし。かなり遅い時間だけど大丈夫なの」
スマホから聞こえる彼の声はかなり低い。
「ごめん、現場が結構おしちゃって今終わった」
Aのその言葉に天はほっと息を吐いた。それと同時に天の声色も元に戻る。
「よかった……。帰れるの？」
「それが終電過ぎてるみたいで」
「じゃあ今蕎麦屋と一緒にいるから迎えに行くよ。彼が高級車で送ってくれるって」
天のその言葉の後ろで楽の文句が聞こえる。その状況を想像してAは苦笑した。
「楽に悪いから…って普段なら言うけど、終電ないのは流石に困るからお願いしようかな。楽、ごめんね」
スピーカーにしているのだろう。
先程からAと天の会話に対する楽の反応が伺えたため、Aは楽に呼びかけた。
「別にいい」
Aが楽にお願いすると、先程の文句が嘘のように了承した楽。
父親に似て、彼も大概Aに甘い。
今の場所を告げて電話を切る。
荷物を取りに現場に戻ると大和が待っていた。
「帰り、大丈夫だったか？」
「うん。親切な蕎麦屋がいてね」
Aの言葉に大和は疑問を抱きつつ、お疲れさん、と告げてその場を去った。
Aはわざわざ自分を待ってくれていたのかと気づき、心の中で大和に感謝を述べた。
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高沢 - ドーナツさん» それと、流行りのウイルスや、風邪などにお気をつけて、どうかご健康に過ごしてください、、応援しております。 (2020年5月1日 22時) (
レス) id: a364a1dba9 (このIDを非表示/違反報告)
高沢 - ドーナツさん» はい...！全然大丈夫でございます！むしろリクエストに応えていただいてありがたい限りです、、！本当にありがとうございます！ はい！ご無理なさらず、ドーナツ様のペースで更新頑張ってください！ (2020年5月1日 22時) (レス) id: a364a1dba9 (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - 高沢さん» 嬉しいお言葉ばかり本当にありがとうございます！これからも更新頑張るので、読んで頂けると幸いです。 (2020年5月1日 17時) (レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - 高沢さん» 初めまして！コメントとリクエストありがとうございます！！リクエストの件、喜んで書かせて頂きたいと思います！しかし、今考えているシナリオ上、一部が完結しないと書けそうにないので、それ以降でも大丈夫でしょうか……？勿論、絶対に書かせて頂きます……！ (2020年5月1日 17時) (レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
高沢 - はじめまして、いつも作品楽しみにしております。どきどきして凄く面白いです！突然ですがリクエストをしてもよろしいでしょうか、、もし宜しければ天と夢主の2人の目線からの【独占欲】が見てみたいです。これからも応援しています (2020年5月1日 15時) (レス) id: a364a1dba9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドーナツ | 作成日時：2020年4月30日 15時
