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15 知られざる過去。 ページ31

☆☆☆


苦しいはずの自分の過去を


いつもと同じ表情で話す彼女の姿は


いつもと変わらないから悲痛だった。


どこか寂しげな彼女に付きまとう闇の正体を


俺はその時、そっと悟った。


☆☆☆


「それだけ」。


そう穏やかに微笑んで、線を引く彼女。


その一線の超え方を、俺はまだ知らない。


はぐらかすような言葉の裏で、「触らないで」と聞こえた気がした。

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設定タグ：IDOLISH7 , アイナナ , 九条天
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作者名：ドーナツ | 作成日時：2020年4月25日 19時

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