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新曲の打ち合わせを終え、次の仕事まで空いた時間ができたA。
普段はあまりゆっくりと買い物をすることがないため、たまにはとショッピングモールへ足を運んでいた。
「…綺麗」
Aの目に付いたのは、雑貨店で見つけた水色の懐中時計。
星のモチーフで、惑星の形をしている。
値札を見てもそれほど高いわけではなく、どうしようかと悩んでいた時。
「どうしたんだ？」
「っ、わ…！」
突然声をかけられて思わず肩が跳ねたA。
特徴的な声の記憶を辿りながら後ろを振り向くと、そこには黒い帽子を深めに被った三月がニコニコと笑いながら立っていた。
「…よく私だって気づいたね」
「お前の髪、わかりやすいからなー」
ああ、と自身の髪に目を向けるA。
近い髪色の人は何人か知っているけれど、Aの髪は薄い青色を帯びながらも、白というか透明というか。あまり他に見ることがない色だ。
何を見てるんだ？と三月はAの手にある懐中時計を覗き込んだ。
「これ、綺麗じゃない？買おうか迷ってたんだ」
「億宮はこういうのが好きなんだな」
「青色が好きなんだ。星のモチーフも」
なるほど、と三月は納得する。確かに彼女は青色が似合うような穏やかな雰囲気だ。
星のモチーフが好きだと聞いて三月はAのネックレスに目を向ける。
TRIGGERから誕生日に貰ったものなのだが三月はそれを知らないので、本当に星が好きなんだなと納得した。
ネックレスから未だに悩み続けるAに視線を移す。
懐中時計は特別高いものでもないようだし、何故そこまで迷っているのだろうか。
「迷ってるんだろ？そんなに悩むくらいならもう買ってもいいと思うけど」
「そうなんだけどね、本当にこれからずっと使うっていう自信があるものしか買わないようにしてるんだ。もしかしたら、私よりもこれを気に入って使ってくれる人もいるかもしれないし…」
Aの言葉に三月は随分と真面目なんだなと苦笑した。
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なのは(プロフ) - 更新しないですか？楽しみです！(>_<) (2022年7月22日 16時) (
レス) id: bac325c829 (このIDを非表示/違反報告)
さけとば(プロフ) - 面白くて一気に読んでしまいました！天と夢主ちゃんがどう変化していくのか楽しみです(*´ω｀*)更新頑張ってください！ (2021年10月9日 15時) (レス) @page22 id: 9eb36d9080 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新楽しいです！ (2021年9月23日 1時) (レス) id: 60efdb9fc8 (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - moekaさん» 更新が遅れてしまい申し訳ないです…！ちまちまとですが書き進めていきたいと思っているので、これからも宜しくお願い致します！ (2021年8月16日 21時) (レス) id: e3d0035b98 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 続きの更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しいです。待ってます。 (2021年4月10日 17時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドーナツ | 作成日時：2020年6月18日 18時
