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「おお……女の子っぽい」
「私が大学時代に培った合コン必勝ヘアアレンジよ……！」
「あはは、美咲さん器用だね」
Aは鏡で自分の髪型をもう一度見た。
横から編み込まれている、低い位置での緩いお団子。後れ毛は程よく巻かれており、ラフな印象だ。Aの今日の服装にもよくあっている。
「美咲さん綺麗だから、そのままでもモテそうなのに」
「嬉しいけど貴方に言われると微妙な気持ちになるわね…」
「ええ……？」
さらりと自然に言われた褒め言葉に美咲は苦笑した。美少女に綺麗と言われたらどうすればいいのか。
恐らく、1年前の自分だったら照れていたんだろうとも思った。
「今更だけど貴方、そうやって女の子らしくしてると本当に可愛いわね」
「…ありがとう」
「さらっと褒めるのに、褒められるのには慣れてないのね」
照れたように顔を逸らすAに美咲はクスクスと笑った。
「メイクもしていい？」
「今日してきたんだけど…」
「睫毛を上げて日焼け止めとリップを塗っただけのはメイクとは言わないの」
美咲の言葉にAは声を詰まらせる。
図星だったのだろう。
「ほら、ポーチだして」
自分のものでは色が合わないのでAに自身のポーチを出してもらう美咲。
「…本当に使ってないのね」
以前実緒と美咲に同伴して貰い、買いに行ったメイク用品。
どれもデパートの販売員と相談して購入した良いものなのだが、美咲が手に取ったものの殆どが綺麗な状態だ。少しだけアイシャドウパレットの表面が削れているので数回ほど使ったのだろうかと思ったが、何回か実緒と美咲でAにメイクを施したので、自分では殆ど使っていないのだろう。
「肌綺麗ね。どうやったらこんな風になるの？」
「栄養と睡眠と洗顔」
「そんなの私もやってるわよ…」
それなのにこの差はなんだと美咲は苦笑いした。これほど綺麗ならファンデーションもコンシーラーもいらないだろう。
そう考えると、Aがメイクする必要はあまりないのかもしれない。そもそも、すっぴんでも完成された顔立ちをしているのだ。
「…せっかくだし、しっかりメイクしましょうか」
「えー…なんかメイクすると息苦しくない？」
「気持ちはわかるわよ」
だけど、たまにはいいでしょうと美咲はアイシャドウのパレットに手を伸ばした。
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なのは(プロフ) - 更新しないですか？楽しみです！(>_<) (2022年7月22日 16時) (
レス) id: bac325c829 (このIDを非表示/違反報告)
さけとば(プロフ) - 面白くて一気に読んでしまいました！天と夢主ちゃんがどう変化していくのか楽しみです(*´ω｀*)更新頑張ってください！ (2021年10月9日 15時) (レス) @page22 id: 9eb36d9080 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新楽しいです！ (2021年9月23日 1時) (レス) id: 60efdb9fc8 (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - moekaさん» 更新が遅れてしまい申し訳ないです…！ちまちまとですが書き進めていきたいと思っているので、これからも宜しくお願い致します！ (2021年8月16日 21時) (レス) id: e3d0035b98 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 続きの更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しいです。待ってます。 (2021年4月10日 17時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドーナツ | 作成日時：2020年6月18日 18時
