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「そういう時は、自分の根本にあるものを思い出すの。私の場合、1人のアーティストとして目指し続けている理想像があるから」
「理想像……」
先ほどより、随分とはっきりとした声で陸は繰り返した。Aはそんな陸の様子にほっと息を吐く。
「その理想に近づくために、今できることは何があるだろう。それは、今すぐに解決することなのか、それとも長い年月がかかることなのか。できることを思いつく限り全部、全身全霊で取り組む。そうすれば、どんな結果であれ自分が好きになれる」
Aのその言葉が終わると同時に、IDOLISH7のリハーサルが終わる。
陸もAも、その様子をじっと見つめた。
「ありがとうございました。いかがですか」
天の言葉にディレクターがお礼を述べる。
続けて、紡も感謝を述べた。
「リハはただの予行練習じゃない。本番に向けてスタジオの熱気を上げる。それがボクらの仕事。ボクらの誠実さに、必ずスタッフもファンも応えてくれる。体調不良を理由にいい加減なことをしないで」
天のその発言に、陸は黙りこみ目を伏せた。
Aは、彼のその姿を見つめることしかできなかった。
「九条さんの意見は正論です。ですが、ひとつだけ聞かせて下さい。私たちが他のグループでも、あなたは同じマネをしたんですか」
「……何」
「しなかったでしょう。私たちがIDOLISH7だから、あなたの不肖の弟がいるからだ」
一織の言葉を紡が咎める。しかし、一織は気にせずに続けた。
「過干渉なんですよ、あなたは。そんなんだから、あの人が1人で何にもできない、甘やかされた人間に育つんでしょう！」
天はしばらく黙った。そして、ゆっくりと口を開いた。
「……はあ？」
その言葉が出た刹那、それぞれのグループの最年長が仲裁に入る。
「「こらこらこらこら！」」
「だめだろ、イチ！こっちは助けて貰ったんだから！どうも、すいませんでした！」
「天も一織くんの言う通り、他の事務所のことに口出しすぎだ！こちらこそすみません、出すぎたことを！」
「いやいや、とんでもない！いつもお世話になっちゃって！今度ぜひ、これ、行きましょう！」
大和がこれ、と同時にお酒を飲むジェスチャーをする。
このタイミングでその話をするかとAは内心で突っ込んだが、少しでも空気を緩和させようとしたのだろう。
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ドーナツ(プロフ) - 高沢さん» わー！！！ありがとうございます…！本当に悩んでいたのでありがたいです…！いつでもいくらでもリクエストお待ちしています〜！！本当にありがとうございます！！ (2020年6月11日 1時) (
レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
高沢 - またリクエスト失礼してもよろしいでしょうか...？ 赤面 と いつもと違う髪型 をお願いしたいです、、ふたつも無理言ってすみません(汗) (2020年6月11日 1時) (レス) id: a364a1dba9 (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - 夢巫女さん» わー！いつもありがとうございます！！迷走中ですが、これからも読んで下さると嬉しいです！！更新頑張ります！ (2020年6月4日 10時) (レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
夢巫女 - こういう作品を待っていたっ！！最初の方から読んでいましたが、感謝を伝えたくて我慢できませんでした！これからも更新楽しみに待ってます！ (2020年6月3日 22時) (レス) id: a86d07998f (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - ぽんさん» わあ…！ありがとうございます！！凄く嬉しいです！更新マイペースですがこれからもよろしくお願いします〜！！ (2020年5月26日 18時) (レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドーナツ | 作成日時：2020年5月5日 23時
