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少し進んだところで二階堂大和がAに声をかけて、そこで手が離される。
大方無意識だったのだろう。だけど、無意識のうちに彼に触れるAにも、その行動に満更でもなさそうな表情の二階堂大和にも、無性に苛立ってしょうがない。
そんな時、Dólceの片割れ、兆野実緒さんに話しかけられた。
「…九条天」
「…なんですか?」
「おお、私には敬語使うんだね」
「一応事務所の先輩ですから。…で、どうしました?」
「ああ、今にも二階堂大和を呪い殺しそうな目してたから」
確かに彼がAと仲良くしているのを見て面白くないとは思っていたが、そんな目をしていたのかと少し驚く。
「…君、Aのこと好きなんでしょ」
「他の人がいる場で話す話題ではないと思うのですが」
「だから小さい声で話してるんじゃん」
確かに他の人には聞き取りようのない小さな声なのだけれど、アイドルがこの場所で話す内容ではないだろう。
「大丈夫大丈夫。私、人の気配には敏感な方だから」
A可愛いもんね、そりゃ一緒に暮らしてたら好きになっちゃうわ。
兆野さんはそう戯けて笑った。
Aから事前に、彼女にボクらの関係を伝えてあるとは聞いていた。彼女の信頼している人だから特に問題ないと思っていたが、そのことでこんな風に揶揄われるなんて思ってもみなかった。
「…Aの容姿だけでこの感情を持ったわけじゃないですけどね」
「あはは、マウント取りに行ってる?君も可愛いところあるね。"天くん"」
「やめて下さい」
ニヤニヤと笑いながらからかってくる彼女に楽と似たものを感じる。彼の場合は自分も相応にからかわれるネタを持っているのだが、ボクは兆野さんのことをよく知らない。
面倒臭い相手に目をつけられたとため息を吐いた。
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ドーナツ(プロフ) - 高沢さん» わー!!!ありがとうございます…!本当に悩んでいたのでありがたいです…!いつでもいくらでもリクエストお待ちしています〜!!本当にありがとうございます!! (2020年6月11日 1時) (レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
高沢 - またリクエスト失礼してもよろしいでしょうか...? 赤面 と いつもと違う髪型 をお願いしたいです、、ふたつも無理言ってすみません(汗) (2020年6月11日 1時) (レス) id: a364a1dba9 (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - 夢巫女さん» わー!いつもありがとうございます!!迷走中ですが、これからも読んで下さると嬉しいです!!更新頑張ります! (2020年6月4日 10時) (レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
夢巫女 - こういう作品を待っていたっ!!最初の方から読んでいましたが、感謝を伝えたくて我慢できませんでした!これからも更新楽しみに待ってます! (2020年6月3日 22時) (レス) id: a86d07998f (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - ぽんさん» わあ…!ありがとうございます!!凄く嬉しいです!更新マイペースですがこれからもよろしくお願いします〜!! (2020年5月26日 18時) (レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ドーナツ | 作成日時:2020年5月5日 23時