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25-1 ページ2

「あー!まだなんか気持ちが現実に戻ってこない!!」

「さっきのステージも現実だけどね」

鷹匡と幾つか会話を交えて、Aは楽屋に戻って来ていた。

着替え終わった頃に丁度実緒が戻ってきて、軽く雑談を交わす。


「あ!そうだ!なんでAと九条天って仲良いの?」

実緒の言葉に、さっきの会話を思い出した。


「……ゼロアリーナまで、歩きながらでいい?」

「勿論!」

美咲に送りはいいと断ってからゼロアリーナへの道を歩き出す2人。

実緒に両親の話をした日から、Aは実緒とよくそこへ訪れるようになっていた。

年末で夜ということもあって人通りはない。
Aはそれを確認してからゆっくりと口を開いた。


「…私と天はね、家族なんだ」


Aの言葉に実緒は大きな目を更に見開いた。




「えっ……結婚してたの!?!?」


予想外の実緒の言葉にAは吹き出しそうになるのを堪えた。


「っ……ち、違う……………っ、ふふふ」

「えっどういうこと?」

意味がわからないといった表情の実緒。
それに対してAは今もなお笑い続けている。

笑いが落ち着いたのか、Aは大きく息を吸った。

「えっと…昔私の両親がいなくなったって話はしたでしょ?」

その言葉に実緒は頷いた。

「それで、叔母さん家族にお世話になってる時、私よくゼロアリーナの前で歌ってたんだ」

実緒はAの目を見つめて話を聞いていた。

「その時に、ゼロの演出家の九条鷹匡さんに声をかけられたの。…それで、私は九条さんの元でアイドルになるって決めたの。…天も別の家の子供だったけど、同じように九条さんに引き取られたんだ」

Aの話がひと通り終わって、実緒は少し頭を整理した。

25-2→←25 君とならばどこへでも。



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ドーナツ(プロフ) - 高沢さん» わー!!!ありがとうございます…!本当に悩んでいたのでありがたいです…!いつでもいくらでもリクエストお待ちしています〜!!本当にありがとうございます!! (2020年6月11日 1時) (レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
高沢 - またリクエスト失礼してもよろしいでしょうか...? 赤面 と いつもと違う髪型 をお願いしたいです、、ふたつも無理言ってすみません(汗) (2020年6月11日 1時) (レス) id: a364a1dba9 (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - 夢巫女さん» わー!いつもありがとうございます!!迷走中ですが、これからも読んで下さると嬉しいです!!更新頑張ります! (2020年6月4日 10時) (レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
夢巫女 - こういう作品を待っていたっ!!最初の方から読んでいましたが、感謝を伝えたくて我慢できませんでした!これからも更新楽しみに待ってます! (2020年6月3日 22時) (レス) id: a86d07998f (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - ぽんさん» わあ…!ありがとうございます!!凄く嬉しいです!更新マイペースですがこれからもよろしくお願いします〜!! (2020年5月26日 18時) (レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ドーナツ | 作成日時:2020年5月5日 23時

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