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次に来たのは袖が編み込まれた白いシャツ。下は黒のロングスカートで靴は黒いハイヒールだ。
モノトーンで大人っぽいがシャツの襟にはレースがあしらわれていて女の子らしい。よく見たらスカートにも光沢のある黒い糸で花柄の刺繍が施されていて、シンプルな割に質素な印象はない服だ。
髪は緩く編み込まれ後ろでひとつにまとめられている。
「おっ、さっきのもいいけどこっちも似合ってるな」
撮影現場に行くと楽にすぐに褒められ軽く頭を撫でられたA。
躊躇いなく普通の男性なら恥ずかしがってできないような言動や行動を取る彼に流石だとAは苦笑いした。
楽との撮影が始まり、さっきと同じように楽に駆け寄る。
「……可愛いな」
そう笑ってまた彼女の頭を撫でる楽。
子供扱いのようなその行動に少し腹が立って、楽の腕を掴んで制すとそのまま手を引き寄せられて抱きしめられる。
「あ、ネックレスつけてるんだな」
楽はAの首元を見て言った。
「うん。気に入ってるんだ。最近はずっとつけてる」
TRIGGERの3人から誕生日に贈られた星のネックレス。
流石高級品、というべきか。
比較的肌が弱いAだが、かぶれることも錆びることもなく着け心地がいいそのネックレスを気に入っていた。
元々、Aは自分のアクセサリーを選ぶのが苦手なタイプなので、持っているアクセサリーの殆どは貰い物なのだが、このネックレスはその中でも特に気に入っていた。
Aは星のモチーフが好きだったのも関係しているかもしれない。
「似合ってる」
そう言って唇同士が合わさるギリギリまで顔を近づける楽。
いきなりのことに戸惑ったAだが、そういうシチュエーションを作ろうとしているのだと思い、応えるように彼の服を弱く握りしめ、瞳を閉じた。
そこで監督のカットの声がかかった。
「流石抱かれたい男No. 1！わかってるねえ」
「はは、ありがとうございます」
「Aちゃん、服握ったの良かったよ」
「ありがとうございます」
「……やばいな」
抱かれたい男No. 1の彼が、密かに赤面していたのは誰も知らない話だ。
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ドーナツ(プロフ) - わあ…！ありがとうございます〜！！お友達さんとは仲良くなれそうです…！笑 嬉しいお言葉ばかり、本当にありがとうございます…！こちらこそありがとうございました！ (2020年6月7日 12時) (
レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
via - 私の友達がアイナナ大好きなんですよ！しかも、推しが同じだったはず…言葉での表現の仕方が凄く上手くて、簡単に小説の光景が思い浮かびました。凄く面白かったので友達にもオススメしてみようと思います！イベントに参加して頂きありがとうございました！ (2020年6月7日 9時) (レス) id: 124b642d9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドーナツ | 作成日時：2020年4月1日 0時
