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「開けてもいい？」
「どうぞ？」
紙を破かないように丁寧に開けると中には青を基調とした美しいブレスレットが入っていた。
「わ、綺麗」
きらきらといろんな色に反射する透明なもの、薄い青色のもの、濃い青色のもの、３つの石をメインに使われたブレスレットは華やかだが、いろんな服に合わせやすそうなシンプルな色合いでセンスの良さが窺える。
Aは妙に高そうなそのブレスレットを見て天に尋ねた。
「これ、貰っていいの？」
「A、気付いてないの？」
「何が？」
天が何を言っているのかいまいち理解できないA。
天は呆れたように自身のスマホのホーム画面を見せた。
「0時6分？」
「そこじゃない。その下」
その下を見ると6分前に変わったばかりであろう日付が書かれていた。
「7月7日……あ！」
「やっと気付いたの？…誕生日おめでとう」
そう、Aの誕生日は七夕である7月7日だった。
「…ふふふ」
「どうしたの、急に笑って」
「ううん。嬉しかったの。天、ありがとう」
珍しく満面の笑みを浮かべたAに、天もつられて笑顔になった。
「どういたしまして。誕生日1番乗りだね」
「そうだね。私より早い」
「それもどうかと思うけど」
Aは天とブレスレットを見つめてもう一度笑った。
そして、悟った。
人前でAと関わることを嫌がる天が、わざわざ呼び止めたのは全てこの為だったのだと。
やっぱり、不器用すぎる優しさは紛れもなく本物だよ。
心の中で陸に向けてそう言った。
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ドーナツ(プロフ) - わあ…！ありがとうございます〜！！お友達さんとは仲良くなれそうです…！笑 嬉しいお言葉ばかり、本当にありがとうございます…！こちらこそありがとうございました！ (2020年6月7日 12時) (
レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
via - 私の友達がアイナナ大好きなんですよ！しかも、推しが同じだったはず…言葉での表現の仕方が凄く上手くて、簡単に小説の光景が思い浮かびました。凄く面白かったので友達にもオススメしてみようと思います！イベントに参加して頂きありがとうございました！ (2020年6月7日 9時) (レス) id: 124b642d9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドーナツ | 作成日時：2020年4月1日 0時
