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「はあ…この辺まで来れば大丈夫ですかね」
「…君、私のマネージャーじゃないんだけど」
「そ、それは言葉の綾と言いますか…！」
慌てたその姿に、Aは思わず笑った。
「ふふ、嘘だよ。ありがとう、IDOLISH7のマネージャーさん」
「い、いえ…こちらこそ…。あ…私、小鳥遊紡と申します！先日はありがとうございました！」
そう。Aを連れ出したのはIDOLISH7のマネージャー、小鳥遊紡だった。
「いーえ。IDOLISH7も仕事？」
「はい！新曲のPVの撮影で」
「へえ、タメ口で話しちゃってるけど何歳？」
「18です！」
「あ、やっぱり同い年なんだ？じゃあ紡って呼ぶね」
「お、恐れ多いです…」
「いーの。紡も普通に名前で呼んで？」
「A、さん…」
「さん付けいらないのに」
流石にこれ以上は恐れ多すぎますと苦笑いする彼女は無邪気で可愛らしいとAは思った。
「そういえば、マネージャーがこんな所にいていいの？IDOLISH7は？」
「今は皆さん自由に過ごされて…」
そんな時、紡のスマートフォンが音を立てた。
「連絡？」
「そうみたいです…。あれ、大和さんから……。……！？」
「二階堂大和がどうかした？」
「…自由に過ごされているはずなんですけど、大和さん、一織さん、三月さん、ナギさんは、九条天さんの部屋にいらっしゃるようです…」
「ちょっとどういう意味かわかんないかな」
紡の手元を覗き込むAは大和から紡に宛てられたメッセージを読んでもなお、状況が掴めずにいた。それは紡もなのだが。
メッセージの内容は、例の4人が九条天の部屋にいるから迎えに来て欲しいと言うものだった。
だが、迎えに来て欲しいという意図も、天の部屋の場所も、そうなった経緯も何も書かれていない文面に紡は顔を顰めた。
「彼、国語も英語も苦手でしょ」
「普段は比較的わかりやすい言葉を使ってくれるんですけど…。九条天さんの部屋、どこなんでしょうか…？」
そう呟いた紡にAは言った。
「天の部屋でしょ？多分知ってるから一緒に行こうか」
「なんで知ってるんです！？！？」
まあ、家族だから。
Aは心の中でそう呟いてホテルの方へと足を進めた。
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ドーナツ(プロフ) - わあ…！ありがとうございます〜！！お友達さんとは仲良くなれそうです…！笑 嬉しいお言葉ばかり、本当にありがとうございます…！こちらこそありがとうございました！ (2020年6月7日 12時) (
レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
via - 私の友達がアイナナ大好きなんですよ！しかも、推しが同じだったはず…言葉での表現の仕方が凄く上手くて、簡単に小説の光景が思い浮かびました。凄く面白かったので友達にもオススメしてみようと思います！イベントに参加して頂きありがとうございました！ (2020年6月7日 9時) (レス) id: 124b642d9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドーナツ | 作成日時：2020年4月1日 0時
