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「…IDOLISH7？」
ゼロアリーナを見渡せる此処は、Aが九条Aになる前から頻繁に通っていた場所。
元々は、此処でギターを弾いて歌っていた所を九条鷹匡に声をかけられたのが全ての始まりだった。
「…億宮さん」
「お疲れ様です。今日は……散々だったね」
その言葉にIDOLISH7は声を詰まらせる。
「…でも、成功したことが正解か、失敗したことが不正解かなんて分からないでしょう。確かに、アイドルとしては今日の結果は不正解だけど、IDOLISH7としては正解だった可能性もある」
その言葉に一織はまた涙腺が緩み始めた。
「…OK。ワタシ、踊ります。みなさんの好きな歌、歌います」
ナギのその言葉にAは微笑んだ。
「いいね、君たちアイドルでしょう？」
「yes.ワタシ、アイドルです。人を笑顔にするのが仕事」
「そうだね。こんなに幸せな仕事、他にないよ」
そう言って微笑んだAにIDOLISH7は見惚れた。
「1人でも歌えるし、1人でも踊れる。…だけど、1人で完成できるほど洗練されてないよ。私も、君たちも。だから、みんなで踊るの。きっと1人では見れない景色が見れる」
「プリーズ、ミュージック！！」
「じゃあ、特別サービスで歌ってあげる。…私もアイドルだから、君たちを笑顔にしてみせるよ」
そう言って歌い始めたAの声は、やっぱり美しく、力強く、どこか儚さを持っていた。
「…すごい」
聞いたことのあるメロディー。それはまさしく、彼らの曲だった。
「ほら、歌って？そして、笑って踊ろう。それが私たちの仕事。世界一幸せな魔法をかけるの。誰もが夢見て求めた、笑顔の魔法」
9人で奏でて刻んだメロディーは、さっきの悲惨なパフォーマンスを忘れさせるほど暖かかった。
自分と同い年なのに、こんなにも人を笑顔にできる力を持ったAは正真正銘のアイドルだと、陸は密かに憧れた。
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ドーナツ(プロフ) - わあ…！ありがとうございます〜！！お友達さんとは仲良くなれそうです…！笑 嬉しいお言葉ばかり、本当にありがとうございます…！こちらこそありがとうございました！ (2020年6月7日 12時) (
レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
via - 私の友達がアイナナ大好きなんですよ！しかも、推しが同じだったはず…言葉での表現の仕方が凄く上手くて、簡単に小説の光景が思い浮かびました。凄く面白かったので友達にもオススメしてみようと思います！イベントに参加して頂きありがとうございました！ (2020年6月7日 9時) (レス) id: 124b642d9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドーナツ | 作成日時：2020年4月1日 0時
