家族の音色**** (ページ5)

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北斗

樹「北斗！あれ、大我！！」

「え？」

樹が指さす方を見れば走ってる兄貴がいた。

「なにやってんだよ、、」

優吾兄さんに電話をしながら兄貴を追いかける。
体力が無い兄貴に追いつくのは簡単なこと
すぐに腕を掴んだ

「何やってんだよ！！！」

大「ﾊｧﾊｧｸｯﾊｧﾊｧ‥ﾊｧﾊｧﾊｧｸｯﾊｧ」

樹「大我！しっかりしろ！！」

「優吾兄さん！兄貴見つけたけどやばいよ」

優【ありがと、救急車向かうから】

「うん、、兄貴走ってたよ」

優【はっ？】

「走ってた、」

優【‥わかった、とりあえず大我のそばにいて】

優吾兄さん怒ってた、、？

大「ﾊｧﾊｧ‥ﾊｧ‥‥ﾊｧ‥‥」

樹「大我の呼吸変だよ‥」

「兄貴ー、聞こえる？兄貴、」

呼吸が弱くなってる
早く来いよ救急車‥‥

樹「大我、ｸﾞｽｯ」

ﾋﾟｰﾎﾟｰﾋﾟｰﾎﾟｰﾋﾟｰﾎﾟｰ

救急車が来てすぐ運ばれた兄貴。
阿部先生も相当焦ってて
それが俺らを不安にさせた

阿「‥‥もう大丈夫ですよ。すみません、僕らの監視不足でした‥」

優「頭を上げてください。監視不足は僕らも同じですから、助けてくださりありがとうございます」

阿「‥‥挿管していますので目が覚めたら呼んでください、失礼します」

どうして走ってたの？
そもそもどうして抜け出したの？

"死にたい"ってどういうこと？

樹「‥大我、、しにたかった、のっ‥？」

優「どういうこと？」

救急車に乗ってる時に兄貴が言ったんだ。
"何もしないで、死なせて"
って、、、