家族の音色**** (ページ22)

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兄の心ページ22

大我

「おはよ～」

濵「おっ！大我やないかい！久しぶりやな～」

「ふふっ、一気に話しすぎ笑」

濵「やって嬉しいやん！体調はどうや？？」

「うん、大丈夫～」

濵「よかったよかった！ソファー座りー」

久しぶりの学校
久しぶりの保健室に
久しぶりの濵ちゃん

なんか嬉しい

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

1時間目が始まって、終わって
2時間目が始まって、終わって

3時間目になってしばらくした時

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

蓮「すみません！！北斗が」

勢いよく扉が開いて入ってきたのは目黒くんと体育の先生の神山先生

そして、

「北斗？！」

頭から血が出てる北斗だった。

濵「あら？ちょっと座ろうか。目黒くんそのまま押さえててあげてね？北斗くんクラクラするとかはない？？」

北「はい、大丈夫です」

濵「そっか、とりあえず病院に行こうか。大我～メモとれ、る‥‥？大我？」

「ﾊｧｯﾊｧｯ‥ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ」

濵「大我？！」

北「兄貴？」

苦しい、、
北斗が頭から血を流してるのをみて
なんか怖くなってしまって

濵「大我～ゆっくりゆっくり」

「ﾊｧｯﾊｧｯ‥はま、ちゃっﾊｧﾊｧﾊｧ‥」

北「あにき、」

濵「北斗くんは動かないでそのままでいて？神ちゃん髙地くんのお兄さんに連絡お願い」

神「はい！」

「ﾊｧｯﾊｧｯﾊｧｯ‥ﾊｧｯ」

俺が濵ちゃんといたら北斗の方を見れないのに
早く治さないとと思えば思うほど苦しが増してしまう

北「兄貴、俺は大丈夫だからゆっくり呼吸して？」

「ﾊｧｯ‥ﾊｧｯﾊｧｯ‥‥ﾊｧｯ」

北斗の優しい声と
濵ちゃんの温かい手のおかげでだんだん落ち着いてきてそのままスッと体が倒れる感じがした

俺、お兄ちゃんだから北斗の側にいて
大丈夫だよって言ってあげたいのに‥‥