気になる人 (ページ5)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:61,516 hit

- ページ5

大我
　

家まで送ってもらってそのまま帰すのも申し訳なくて家に上がってもらった

親は忙しくてなかなか帰ってこない。
多分今日も帰ってこないで会社にいると思うから

『ごめんね、なにもなくてっ』

「そんなの気にしなくて大丈夫！」

「むしろごめんね。上げてもらって」

『いいの、親帰ってこないから』

「え？」

『忙しいの‥』

「そうなんだ、」

「きょも寝なくて大丈夫？」

『ソファーがいいなっ‥』

「ははっ！いいよ」

慎太郎がソファーに寝かせてくれた。

「冷蔵庫あけるよ？」

『んふふ、許可いつも取らないくせに』

「ばれた？w」

「2人仲良いんだね」

「俺ときょもは幼稚園からの付き合いだからね。なんでもわかるよ！」

「俺らと一緒だな！」

「ねぇ、俺もきょもって呼んでいい？」

『えっ？』

いきなり樹がそんなこと言うからびっくりしちゃった

「きょもって可愛いでしょ！俺が考えたんだ！」

「うん。超可愛い。呼んでもいいかな？」

『うん、いいよ』

「じゃあ俺大我！」

『んふっ』

「きょもの笑い方ちょー可愛い！！」

「樹も可愛いよw」

「ジェシー笑ながら言うなよw」

大体の人は俺のことを京本くんって呼ぶ。
保健室にいるせいでほとんどの人と距離があって
"きょも"と"大我"って呼んでくれる人は
慎太郎と髙地だけだったからすごく嬉しかった。

「よかったねきょも！」

『うんっ、うれしい』

「きょも、今日ご飯なにがいい？」

「いつも慎太郎が作ってるの？」

「そうだね～。ままとぱぱさんがいない時はきょもの家に来てご飯作るし、大体泊まってるかな？1人にすると不安だからね」

「そうなんだ、、、あのさなんだったら今日俺作ろうか？？」

まさかの言葉にびっくり

「北ちゃん料理めっちゃ上手だよ！」

「めっちゃうまいの！」

そうなんだ、

「嫌だったらいいんだけど、」

『たべたいっ、、北斗の料理』

でも、

「俺が手伝うよ。そしたら大丈夫でしょ？」

『ありがと、』

「何か心配なことでもあるの？」

今言うべきだよね、、、
俺の秘密