気になる人 (ページ16)

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髙地

『やっぱりここにいた』

集会にいない生徒がいるってなって
誰がいないか聞けば松村くん達

もしかしてと思ってきたら

『大我にここに居てって頼まれた？』

「いや、俺らがいるよって言ったんです」

「きょも寂しそうだったから」

「すみません。大我、寝たので行きます」

『いいよ、ここに居てあげて？先生方には伝えとくよ』

「いいんですか？」

『大我に寂しい思いはあまりさせたくないからね、少しでも自然教室が楽しかったって思って欲しいから』

「僕もそう思います」

『じゃあよろしくね』

4人に大我を任せて広場に戻る。
先生方には申し訳ないけど嘘ついちゃった

集会が終わったらジャージに着替えて
早速レクレーションなんだって

俺の仕事は無いから大我のそばに戻りますか。

『みんな～ジャージに着替えておいで？』

「ジャージ？」

『レクレーションだってよ』

「きょもは？」

『大我は起きるまで様子見て見たがったら行くよ』

「はい」

「大我のこと頼みますよ！」

『わかってるよw早く行かないと置いてかれるよ！』

みんな寝てる大我に言葉をかけて
ダッシュで着替えに行った。

少ししたら大我が起きて「みたい」って言ったから
広場に行くことにした。

「俺ジャージ着るの初めて‥‥」

『どう？着心地は』

「なんか、ムズムズする」

『ははっwなれるよ。行こうか』

大我を連れて広場に行けばクラス対抗ドッジボールをしてるところだった。

あまり人目につかないところで見てた。

「すごいね、」

『怖い？』

「うん、俺には無理だ‥」

『運動苦手そうだもんなw』

「うるさっ」

松村くんたちのクラスと森本くんのことを
一生懸命応援する大我はすごい可愛いかった。

『そろそろ戻ろっか』

大我の手を引いて戻ろうとしたら何人かの目に
映ったらしくて

"あの子だれ？"
"転校生？"
"みたことあるような、ないような"

大我に向けての珍しいものを見たような言葉

「っ‥はぁはぁ‥」

『大我、大丈夫大丈夫』

耳を押さえてしゃがみ込んだ大我

「きょも！！」

「大我！」

「大丈夫？！」

「苦しいの？」

4人も駆け寄ってきた。

『大我、大丈夫だから立てる？』

「はぁ、ﾊｧﾊｧ‥ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ‥」

『だめだ、』

呼吸が怪しくなったから慌てて抱き抱えて
部屋に連れて行く

『あとできて！』

4人にはそう伝えた。