・緑 ページ3
・・阿部亮平side
この子は気づいてないんだろうな。
追加メンバーの中に康二の名前があって俺らの雰囲気に緊張感が漂ったのを。
そして膝から崩れ落ちるように泣き始めたAちゃんを見てみんな気が気じゃなかったこと。
康二を含め、追加メンバーはみんなそれぞれの武器を持っていてきっとプラスになってくれること間違いなしだった。
でも、Aちゃんのことを考えた時は話が変わってくる。
康二とAちゃんの二人の世界が、二人だけの世界が強すぎて誰も入れない。
康二のパフォーマンスを見るAちゃんは姉のような、母のような優しい目もしている時もあれば、ファンのようなキラキラとした目をしている。また別の日には1人の女性として、言ってしまえば康二に恋をしているようなそんな目をしている。
もちろんそれは康二だっていっしょ。
康二はAちゃんのことをきっと1人の人間として、好きなんだと思う。でもそれが恋愛なのか、親愛なのか判断は出来ないけど…
そんな2人が同じグループになったらどうなるかなんて分かりきってる。
2人だけの世界がもっと固く頑丈なものになる。
俺たちが入る隙間なんてなくなるんじゃないかなんてみんな本気で思ってるんだよ？
ねえ、康二ほど見ろとは言わないけどさ、俺らのことも少しは見てよ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 532人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
オレンジ - 一気に読みしてしまいました！更新楽しみに待ってます！！ (4月21日 15時) (
レス) @page40 id: 1445b36f8f (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ?(プロフ) - 続きが楽しみです✨私この物語大好きです🥰 (4月2日 2時) (レス) @page28 id: c3da2a518a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なむなむ | 作成日時：2024年3月18日 18時
